RevCommは、バルテックが2021年11月2日にリリースする音声テキスト化機能を有するMOT/PBXの全通話録音システム「MOT/REC V4」に、同社の音声認識AIを提供することを発表した。
「MOT/REC V4」とは、外線通話に対する全通話録音を行い、社内のLAN上のパソコンから録音データの確認、削除、バックアップなどを実現するツール。保存データには通話開始時間、通話時間、相手先の電話番号情報が含まれ、保存されたデータはリスト管理されたうえで、検索画面より必要な音声を再生、削除、バックアップなどができるようになる。
RevCommが提供する「MiiTel Speech API」は通話内容の解析を得意とし、PBXなどで録音された会話の音声ファイルをAIが解析するもの。これまで有効活用されていなかった通話データに対して、会話内容を全文書き起こしたうえで、会話の速度や抑揚のような話し方の特徴も可視化する。
このたびの「MOT/REC V4」への音声テキスト化機能追加により、「MiiTel」の音声認識AIを活用して録音された外線通話の内容を自動で解析したり、テキスト化したりすることが可能に。録音を聞きながら手作業で文字起こしをする時間が不要となり、組織の作業工数の削減を実現する。また、録音された音声の中から一部を選択してテキスト化することが可能であるため、不要な通話のテキスト化をなくし、コストの削減にも寄与する。