キャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関『Job総研』を運営するライボは、451人の社会人男女を対象に「2021年 秋の読書実態調査」を実施した。同調査では読書の頻度や時間およびよく読むジャンルを含め、コロナ禍で増えた自宅時間と読書の関連性などについても調査を行った。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
8割が「習慣的に読書をしている」 読書に使うデバイスはデジタルを抑え紙媒体が64.7%で最多に
読書の習慣については80.7%が習慣的に読書をしていると回答し、年代別に見ても回答者の全世代それぞれで7割以上が習慣的に読書をしていることがわかった。
また、読書に用いるデバイスについては紙媒体が64.7%と最多回答で、次いでスマートフォン49.7%、PC/タブレット43.7%と続いた。
読書の頻度は「月に1冊以上」が最多の25.1%で、読書時間は「1時間未満」が74.1%
読書の頻度は「1ヶ月に1冊以上」が最多の25.1%で、次いで「2〜3ヶ月に1冊以上」が22.0%、「1習週間に1冊」が14.6%という結果に。また、1回の読書時間については30分未満が40.8%で、30分〜1時間が33.3%で、1時間以上の読書をするという回答は少数だった。
41.2%がコロナ禍前に比べて「読書時間が増えた」
コロナ禍による自宅時間増加と読書時間の関連では、44.8%がコロナ禍前と読書時間に変化はないと回答する一方、41.2%がコロナ禍前と比べて読書時間が増えたと回答し、読書時間が減ったと回答したのは6.2%となった。
よく読むジャンルは約半数の47.2%が「ビジネス/経済」と回答
社会人が読書をする目的として最多回答だったのが半数以上の「自身の成長のため」58.1%で、次いで「知識や語彙力向上」47.9%、「読書が好きだから」42.8%という回答結果となった。
また、これら読書目的に対してよく読むジャンルについては、「ビジネス/経済」が最多回答の47.2%で、「小説」が37.7%、「自己啓発」31.9%と続き、もっとも低かったのは「エッセイ/ノンフィクション」だった。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2021年10月6日~10月13日
- 調査対象者:全国/男女/20〜69歳
- 調査条件:20人~1000人以上規模の会社に所属し、1年以内〜10年以上勤務している社会人
- サンプル数:451