日本労働調査組合は、全国の20~49歳で会社員の男女531名を対象に「営業職の退職動機に関するアンケート」を実施した。
「転職もしくは独立に向けた活動をしている」は約6割
「現在転職もしくは独立するための活動をしていますか?」という質問には、「はい」が58.9%、「いいえ」が41.1%の結果に。会社員を対象に同社が先月実施された「緊急事態宣言解除後の退職動機に関するアンケート」では、「退職を検討している」という回答は44%であったが、今回実施した営業職へのアンケートでは、検討ではなく「活動」している人が58.9%と、約6割が転職もしくは独立に向けて動いていることが明らかになった。
なお、「あなたは退職を考えている、もしくは考えたことはありますか?」という質問には、「はい」が80.8%、「いいえ」が19.2%であった。
辞めたくなった理由の第1位は「給料が安い」、2位が「仕事量が多すぎる」
営業職を辞めたくなった理由を尋ねると、1位が「給料が安い」で32.4%、2位が「長時間労働」で30.1%、3位が「モチベーション維持」で29.4%という結果に。過去に同社が会社員を対象に実施したアンケートでの「退職理由」の上位には「職場の人間関係」があったが、職場の人間関係に相当する「コミュニケーションが苦手」、「上司が嫌い、苦手」は今回の調査では下位に位置しており、営業職に限定すると、退職理由の傾向が会社員全体とは異なる結果であった。
調査概要
- 調査名:営業職の退職動機に関するアンケート
- 調査対象:20~49歳の会社員531名
- 調査地域:全国
- 調査期間:2021年5月24日~5日25日