LinkedInが現在働きたいと思う会社をデータから明らかにする「TOP COMPANIES 2021年版」のトップ25社を発表した。
同調査はLinkedInでユーザーが入力したプロフィールのデータを「昇進の可能性」「スキルの獲得」「仕事の安定度」「社外からの魅力」「社内のつながり」「社員の多様性」に基づいて分析したもの。社員数や採用情報は、LinkedInの採用支援ツールであるLinkedIn Talent Insightsの2021年2月時点のデータや公開されている情報に基づいている。
調査の結果を受けて、同社が考察した今年の日本のランキングの傾向は次のとおり。
日本企業のランク入りが増加
「2019年にトップ10入りした楽天グループに加えて、今年はNTTグループ、ソフトバンクグループが上位に名を連ねました。さらに、ソニーグループやメルカリなど、世界を舞台に活躍する日本企業もランク入りしています」
日本の伝統的な製造業のランクイン
「日立製作所、NEC、富士通、パナソニックなど、日本の伝統的な製造業から企業が多数ランクインしました。これらの企業は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を中心に大胆な構造改革を進めており、デジタル人材の獲得にも意欲的です」
グローバルなIT企業の安定した強さ
「前回に続いて今年もアマゾン・ドット・コムがトップとなりました。4位のIBMのほか、オラクルやアルファベットなどの世界的なIT系企業がランクインしています」
調査概要
- 対象企業:2020年12月31日の時点で該当国・地域の社員数が500人以上で、過去12ヵ月間の社員離職率が10%以上でないこと(LinkedInで参照したデータに基づく)。ランキングは親会社のみを対象とし、子会社の情報は合計スコアに集約。
- 調査期間:2020年1月1日~12月31日まで