NTTデータは、保険・スマートシティなど複数業界の企業と連携して、クラウド型健康管理ソリューション Health Data Bankの「バイタル測定サービス」での有用性検証を開始した。検証結果を踏まえたうえで、2021年7月を目途にサービスの商用提供を開始する予定。
同サービスはスマートフォンカメラを用いた顔撮影により、測定した心拍数、ストレスレベルなどの推定値を活用し、「個人の健康管理」「企業の社員ストレスケア、顧客接点強化」などを支援するもの。各企業がそれぞれのユースケースで同サービスを試行運用することで実業務における有用性を検証していく。
サービス特徴
- ユーザー個人は、スマートフォンカメラで顔を撮影してバイタルデータの推定値を測定。アプリケーションの画面上に表示される測定結果や推移グラフを参照することで、自身の健康状態を過去の履歴とともに確認することが可能に。
- ユーザー企業は、Health Data Bankのデータベースで管理されている測定結果およびストレスチェックやパルスサーベイなどの情報を用いて高ストレス者を抽出し、業務見直しなどの改善アクションにつなげることで、ストレスケアを要する社員の早期発見・対応が可能に。
- ユーザー企業は、Health Data Bankのデータベースで管理されている測定結果等と自社で管理している顧客情報等を組み合わせて分析することで、顧客の健康状態に応じた商品のリコメンドや商品効果のモニタリングなどが可能に