大塚商会は、DX推進に必要な「実際の業務」をイメージし、課題やニーズの「気づき」へとつなげる場として「DXオフィス」を本社ビルに開設した。開設されたオフィスでは「オフィスのDX」をさまざまな場面に分けて具現化。具現化された各シーンでは、企業における課題、そしてそれらを解決してオフィスのDX化を実現するソリューションが展示されている。
入り口(入退室管理)
感染症対策を想定。AI・IoTを活用したサーマルカメラによる温度測定、マスクチェックや、顔認証によるドア開錠を展示。決められた時間に点灯・消灯する非接触型のLED照明も展示されている。
総務・経理部
固定席での業務を想定。電子帳簿保存法改正に対応するためのペーパーレス化、電子契約・文書管理システムが紹介されているほか、電子承認、RPAによる自動化で業務効率向上が図られる。
営業・企画部
固定席を必要としないシーンを想定。外出が多い営業職の効率化につながる小口精算などの社内申請業務の電子化ソリューションや、フリーアドレス、ハドルミーティングに必要なシステム、ファニチャーを設置。
会議室
電子ホワイトボードやウェブ会議システムを活用し、紙で共有していた資料の電子化することによるコミュニケーションの活性化を体験できる。
サーバールーム
リモートアクセスやウエブ会議の活用が進むことによるデータ量・通信量の増加に対応する回線が紹介されるほか、多層防御でセキュリティを強固にする対策や、バックアップ対策などが展示される。
自宅・外出先
リモートアクセス、スマートフォンの内線化、ウェブ会議の活用や業務の可視化により、自宅や外出先でも社内と変わらない環境で業務に取り組むことができる。