森トラストグループが、人事制度としてワーケーションを試験導入した。
コロナ禍で急速にテレワークが普及したことで、ワーカーにとっては、慣れない環境下での仕事によるストレスや、有給休暇取得率の低下などが課題となっている。一方で、企業にとっても、働き方改革や健康経営の推進、エンゲージメント向上といった経営課題が顕在化しており、これまで以上に多様な働き方に対応し、ワーカーの健康で充実したライフスタイルをサポートすることが求められつつある。
森トラストグループでは、「休暇の充実が仕事の充実につながる」という考えから、ワーケーションの人事制度を試験導入し、グループ社員を対象として同社グループが運営するホテルを含む、7つのリゾート地の計9施設のワーケーション利用が可能になった。
また、ワーケーションの普及促進に向けて、制度を活用した社員に対して、エンゲージメント、メンタルヘルス、睡眠の3つの観点から、三井情報・エアウィーヴの協力の元、ワーケーションが組織やワーカーにもたらす効果の検証を行う。