IBMとオンライン・レンタカー会社のBooking Groupは、「IBM Cloud」の採用、そしてそれにともなうDXの加速を報告した。
150ヵ国以上でオンライン・レンタカー事業を展開するBooking Group。同社は、変動の多いレンタカー需要に対して迅速に適応しながらも、柔軟に価格と在庫の調整に対応するべく、予約や会計報告を含むワークロードをパブリッククラウドへ移行することを検討してきた。今回、ワークロード移行先として採用されたのが「IBM Cloud」で、関連サービスとして「IBM Cloud Kubernetes Service」が採用されたことも発表している。
IBM Cloud担当ゼネラル・マネージャーのハリシュ・グラマ氏は、次のように述べている。
「IBM Cloudの導入により、Booking Groupはレンタカー・サービスによる予約や会計報告などのワークロードのセキュアなホスティングを支援し、ローカル市場のレンタカー需要に関して独自の洞察を提供するデータへのアクセスを提供しながら、柔軟なクラウド戦略を推進できます。また、これらの機能により、セキュリティーが充実した環境でのデータ管理を保証しながら、コロナ禍において転換を図るとともに、俊敏性を維持し、顧客のニーズに合わせて価格と在庫をタイムリーに調整することが可能になります」