米国セールスフォース・ドットコムがSlack Technologiesの買収に関する最終契約に合意した。なお、2020年11月30日の米国セールスフォース・ドットコムの普通株式の終値に基づいたSlack Technologiesの企業価値はおおよそ277億ドル。取引の完了は、米国セールスフォース・ドットコムの2022年度第2四半期と予想されている。
米国セールスフォース・ドットコム 会長兼CEO マーク・ベニオフ氏のコメント
「スチュアートとそのチームはエンタープライズ・ソフトウェアの歴史上でもっとも愛されているプラットフォームの一つを創造し、その周りには信じられないほどのエコシステムが存在します。これはもっとも素晴らしい統合です。SalesforceとSlackは共に、エンタープライズ・ソフトウェアの未来を形成し、オールデジタルでどこでも仕事ができる世界で、私たちの働き方を変えていくでしょう。この買収が完了した後、SlackをSalesforceのOhana(オハナ/ハワイ語で家族)に迎えることを楽しみにしています」
Slack Technologies CEO兼共同創業者 スチュアート・バターフィールド氏のコメント
「Salesforceはクラウド革命を起こしました。20年経った今でも、私はSalesforceが私たちの働き方を変えていくあらゆる可能性に注目しています。この統合が生み出す可能性はとても大きく、ソフトウェアがあらゆる組織のパフォーマンスにおいてますます重要な役割を果たすようになるにつれ、私たちは複雑さを軽減し、パワーと柔軟性を高め、最終的にはより高度な連携と組織の俊敏性を実現するというビジョンを共有しています。私個人としては、これはソフトウェアの歴史の中でもっとも戦略的な組み合わせだと考えています」