パーソルホールディングスは、グループ社員約2.5万人を対象とした別部署業務を体験する人事施策「ジョブトライアル」を開始した。
新型コロナウイルス感染拡大にともない、さまざまな働き方が浸透する中で、同社では「今の仕事を続けながら、新しい経験や他部署との交流を通じて視野を広げたい」「現組織でキャリアアップを目指すか、キャリアチェンジするか、自分に合うキャリアを見つけたい」など、グループ各社において異なる仕事体験・人材交流の機会を求める声が上がっていた。そうした背景から、グループ社員約2.5万人を対象に、会社・部署の垣根を超えて、新たな業務を経験する同施策を開始した。
体験業務は、実業務サポートとプロジェクト業務の2種が用意されており、2020年度は70件以上から応募可能。採用サポートや組織開発、システム開発、新規事業企画などの選択肢から応募することができる。また、これらの案件の約8割がリモート案件であるため、現在の勤務エリアに関係なく、全国グループ会社の垣根を超えた業務体験を実現する。なお、現業務と両立を想定し、体験時間は最大で月8時間×3ヵ月で設定されている。