マーケライズが、製造業界の営業・販促活動におけるコロナ禍の影響に関する調査結果を発表した。有効回答は149名。
77.2%が業績に「マイナスの影響」と回答 今後を不安視する声も
「新型コロナウイルス感染症の蔓延で、業績にはどのような影響がありましたか」という質問に対し、77%が「マイナスの影響を受けた」と回答した。一方で、4%は「プラスの影響を受けた」、15%は「変わらない」と回答。3%の「その他」の中には、「今は大きなマイナスはないが今後が不安」「来年の業績に影響が出る」といった声もあり、業績へのマイナス影響を実感するのは全体の約80%という結果に。
対面商談機会の減少で営業活動に支障あり
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、営業・販促面でマイナスの影響を受けた事柄を問う設問(複数回答可)では、92%が「展示会の延期・中止」、74%が「商談数(オンラインを含む)の減少」、13%が「新製品の発売延期」と回答し、少なからずコロナ禍を経て営業活動に影響が及んでいる事が読み取れる結果となった。9%の回答が集まった「その他」の中では「商談の長期化」「製品導入の見直し・開発の延期」というコメントが寄せられた。
2月から8月までの期間中はデジタル化推進の声多数
コロナウイルスが台頭した2月から8月までの期間中、自社で実施した取り組みを問う設問(複数回答可)では、「商談・会議のオンライン化」が86%、次いで「自社ウェブサイトの改修・見直し」が52%、「メールマーケティングの強化」が41%、「ウェブセミナーの開催」が36%と、デジタルに関わる内容が散見された。そのほかには、「社内の営業・販促の体制変更/見直し」は29%、全体の3%を占めた「その他」の中では「注力製品の変更」「製品開発の積極化」といった生産体制に関する回答も。
調査概要
- 調査期間:2020年8月3日~ 28日
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答:149名