セールスフォース・ドットコムは、西日本フィナンシャルホールディングス(西日本FH)がグループ各社横断で、きめ細かなサービス提供をOne to Oneで可能にするべく、Salesforce Marketing Cloudを採用しデジタル化を加速、本稼働を開始すると発表した。
西日本FHは今後、マーケティングのほか営業やサービス領域での顧客接点におけるデジタル化を拡大し、顧客中心のサービス提供の実現、および福岡を中心とした九州地域における地域経済のさらなる活性化を目指すという。
西日本FHは、西日本シティ銀行、長崎銀行、九州カード、西日本シティTT証券などを束ねるグループの司令塔として2016年10月に設立。「西日本シティ銀行アプリ」やビッグデータ解析を強みとする一方、銀行取引のデジタル化にともなう来店客数減少や顧客接点の多様化により、各種チャネルの連携や自動化、データ管理による顧客視点のさらなるサービス強化の必要性を感じていた。
これを受けて、西日本FHは顧客接点のフロントを担うシステムの刷新を決定し、将来的に部門を横断した顧客に寄り添った全方位型のコミュニケーションを実現できるSalesforce Marketing Cloudを導入。自社のノウハウと最先端テクノロジーを組み合わせて、データを一元的に集約・管理して顧客を起点とした「One to Oneソリューション」の実現を目指す。
西日本FHでは今後、さらなる顧客接点の強化と一元化に向けてコールセンターや顧客関係管理(CRM)システムの刷新も見据えているという。