アドバンスト・メディアは、オンライン/オフラインといった会議形態を問わず、AI音声認識を活用し、会議や商談、会見などの記録作成・議事録作成を効率化する文字起こし支援アプリケーション「AmiVoice ScribeAssist(アミボイス スクライブアシスト)」を開発。新型コロナウイルス対策のテレワーク支援として、法人ユーザーに向け、インストール後30日間無償で提供する。
同アプリケーションは、ウェブ会議や商談、会見などの音声をリアルタイム・バッチでテキスト化・編集でき、単一ソフトウェア内でワンストップに文字起こしを行うことができる。PCの録音デバイスと再生デバイスの両方から音声収録が可能なため、各種ウェブ会議システムの種類を問わず利用することができる。
ビジネス会議用語に特化した音声認識エンジンを使用しており、かつ「単語登録機能」を用いた簡易カスタマイズによって、専門用語や業界用語、固有名詞なども高精度で認識することが可能。また「AI話者識別機能」「キーワード設定機能」「タグ付け機能」など、文字起こしを効率化するさまざまな機能を搭載している。
クラウド上に音声をアップロードする必要がないスタンドアローン型で、情報漏洩のリスクも少なく、セキュアな環境での音声認識を実現するという。
同アプリケーションの特徴は、次のとおり。
リアルタイム認識・バッチ認識に対応 リアルタイムでの文字起こしが可能
リアルタイムでの音声認識に加え、録音した音声データを取り込んで文字化するバッチ認識に対応。また、音声認識でテキスト化されたものから順次、修正作業に着手することができるため、会議進行と同時に文字起こしを行うことも可能。
録音から文字起こしまでをワンストップで実現
会議音声の録音からテキストの編集、文字起こし内容の出力までひとつのソフトウェア内で行うため、複数のアプリケーションを行き来する手間がない。音声の再生や認識結果の修正はキーボード操作だけで行うことができる。
エンジンを簡易カスタマイズできる単語登録機能搭載
単語を登録することで、専門用語や業界用語、固有名詞なども高精度に認識。登録内容はすぐに反映され、会議録音中でも追加・編集ができる。複数のリストに分けて登録でき、会議ごとに最適な単語リストを作成することが可能。
専用サーバー不要、各種ウェブ会議システムから音声収録が可能
PC内の音声を収録するため、面倒な開発や設定をする必要がない。各種ウェブ会議システムと簡単に併用できる。
セキュアな環境を実現するスタンドアローン型
オフライン(インターネット未接続)の状態で音声認識が可能なスタンドアローン型で、情報漏洩のリスクが少なく、機密情報などを扱う会議でも安心して利用することができる。
事前の声紋登録不要 AIが発言者を識別
録音中に発言者を選択するだけで、事前の声紋登録をすることなく、出席者情報を元にAIが発言者を自動的に識別。また、1対1のウェブ会議であれば、マイクデバイスごとに発言者を設定することも可能となっている。
キーワード設定・タグ付け機能で効率的な文字起こしを実現
キーワード設定機能
会議における重要な単語を事前に設定することで、テキスト化された発言内のキーワードをハイライト表示する。
タグ付け機能
発話ごとの音声認識結果に、ワンクリックで「重要チェック」「決定事項」「ToDo」などのタグをつけることが可能。テキスト編集中やWordファイルなどへの出力後に該当箇所を確認しやすくなる。