Sansanが提供する名刺アプリ「Eight」は、中小企業向けに展開している「Eight 企業向けプレミアム」がバージョンアップし、法人番号を持たない団体や企業内の部署単位、企業の枠を超えたグループでも、オンラインで名刺管理・共有が可能になったことを発表した。
Eight 企業向けプレミアムは、名刺アプリ「Eight」に、企業内で名刺情報を共有できる機能を付与した、中小企業向けサービス。
中小企業にとって、IT導入による生産性向上は喫緊の課題である一方、コストや知識・経験など、大きな障壁が存在する。Eight 企業向けプレミアムは、社内での運用が容易なことと、月額1万円という料金設定などで、そうした障壁をクリアしている。
また昨今では、在宅勤務への移行やテレワークの機会が急増する中で、有事のBCP(事業継続計画)の一環として名刺をデジタル化し、管理・共有することにより、紙の名刺を参照する業務での出社が不要となる。
さまざまなケースでの生産性向上はもちろん、BCPのひとつとしても効果が期待できることから、同社ではより多くのビジネスシーンで活用してもらえるよう、バージョンアップする運びとなった。これにより、これまで企業単位での契約・導入に限られていたが、今回のバージョンアップにより、次のようなケースでも、Eight 企業向けプレミアムを利用できるようになる。
法人番号を持たない団体
契約時に法人番号が不要となるため、法人番号を持たない団体(政治団体、NGO・NPO団体など)でもEight 企業向けプレミアムが利用できるようになる。ビジネス上の利益を目的としない団体でも、低コストで効率的な運営や、活動機会の創出が可能に。
企業内の部署、グループ単位
ひとつの企業で複数契約が可能になるため、企業内の部署やグループごとに利用できるように。それぞれの部門のニーズに合わせた人脈の共有が実現し、業務効率化や、在宅勤務時でもメンバー間のコミュニケーションの活性化につながる。
企業の枠を超えたプロジェクトチーム
企業の枠を超えた利用ができるようになるため、グループ会社や他社との連携の場でも、人脈を可視化し、共有することができる。複数社合同のプロジェクトチームや、代理店や専門家に一部委託して業務を行うケースなど、所属が異なるメンバーでプロジェクトを進める際も、効率的な連携が実現する。