アドバンスト・メディアは、AI音声認識「AmiVoice」と生成AI、感情解析を活用し、商談をリアルタイムで支援するソリューション「AmiVoice SalesAgent(アミボイス セールスエージェント)」を正式にリリースした。

リリースの背景
近年、商材の複雑化や顧客ニーズの多様化が加速化し、営業担当者には従来以上の対応力や提案力が求められるようになった。また、厚生労働省が発表した職種別の有効求人倍率によると、営業職は2.30倍と、一般事務職の0.34倍、販売職の1.97倍上回る水準にあり、人材不足が深刻な課題となっている(※)。営業の担い手が不足する中、ひとりあたりの業務範囲が拡大し、商談以外の業務に費やす時間も増加傾向にある。
こうした要因から、営業担当者が優先すべき顧客との対話に十分な時間を確保できないという実態が浮き彫りとなっている。
そのような中、持続的な成果を創出する営業組織づくりを支援するソリューションとしてアドバンスト・メディアはAmiVoice SalesAgentを開発した。AIが商談中の営業担当者をリアルタイムに支援し、情報整理や振り返りを自動化することで、個々の営業活動を支えるだけでなく、組織全体の能力向上を図る。
AmiVoice SalesAgentは2026年1月よりβ版の提供を開始し、導入企業による実証運用を通じて、営業現場における実効性が確認された。これらトライアルでの評価を経て、このほど正式なサービスの提供に至った。
主な特徴
1.商談内容を即座にテキスト化し、営業担当者・顧客の感情の動きも可視化
AI音声認識AmiVoiceが、商談中の営業・顧客の会話をリアルタイムでテキスト化し、発話者と発言内容を紐づけて表示する。さらに、感情解析により商談の雰囲気や顧客の反応を可視化し、営業担当者の対応力向上を支援する。
2.生成AIを活用し、重要事項の確認漏れ防止や関連資料の自動表示など商談をリアルタイムで支援
GPTを活用し、商談内容をリアルタイムに分析することで、重要事項の確認漏れ防止や関連資料の提示など、営業担当者を支援する。商談中に確認すべき事項をタスクとして抽出・表示することで、営業の質の平準化と効率化を可能にする。
3.商談終了後には、6つの項目で内容を自動分析
商談終了後には、「商談分析」「スキル分析」「商談議事録」「商談アシスタント」「概要」「タスク」の6項目について自動的な解析が実施される。出力された分析結果のうち、任意の最大3項目を同時に選択し、画面上に表示させることが可能である。
- 商談分析:発話割合や話者交代の頻度、質問数など定量的な指標をもとに、担当者や話者ごとの発言傾向を可視化する。
- スキル分析:商談に参加した営業担当者の「伝える力」や「聞く力」などのコミュニケーションスキルを評価し、可視化する。
- 商談議事録:商談中にリアルタイムでテキスト化した会話内容を全文表示します。発話ごとの音声再生やキーワード検索などが可能になる。
- 商談アシスタント:商談中に「商談アシスタント」とやり取りした内容を履歴として保存し、後から確認することができる。
- 概要:商談内容の要約や、顧客のニーズなどを把握できる。
- タスク:商談内容に基づいて抽出されたToDoリストを表示し、次のアクションへのスムーズな移行を支援する。
4.複数の商談を案件ごとに整理して管理
複数の商談をプロジェクト単位で紐づけられるため、案件ごとの進捗や内容を整理して管理することができる。過去の商談履歴は「日付」「キーワード」などの条件で検索でき、プロジェクトの経過を把握することが可能になる。
5.機密情報を扱う商談でも利用できる、セキュアな運用を実現
外部に情報を出すことなく、AI音声認識AmiVoiceによる文字起こしをローカル環境でセキュアに利用できる。また、アプリケーションサーバーはオンプレミス環境で提供され、生成AIのクラウドサービスは顧客契約のAzure環境でも利用が可能なため、秘匿性のある運用が可能になる。
6.さまざまなマイク構成に対応し、各商談シーンをサポート
商談時のマイク構成は、柔軟に選択することが可能。ひとつのマイクで商談の録音を行う「モノラル方式」や、営業・顧客それぞれにマイクを設置する「ステレオ方式」、Microsoft Teamsなど複数音源を活用する「マルチ方式」に対応している。モノラル方式においても、話者ダイアライゼーション機能の活用により営業担当者と顧客の発話を分離できる。
