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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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SalesZine Day 2026 Winter

2026年1月27日(火)13時~18時40分

訪問しなくても売れる!菊原氏が営業スタッフに贈るアドバイス

優秀な人ほど要注意。部下を「指示待ち人間」に変えてしまうマネージャーの共通点

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 多くの企業で新しい期が始まった。後輩ができた人もいれば、マネージャーに昇進した人もいるだろう。期待と不安を胸にマネージャーとしての第一歩を踏み出す。これまではプレイヤーとして、自らの足で稼ぎ、結果を出してきた。その実力が認められたからこそ、今のポジションがある。しかし、ここには落とし穴がある。新人マネージャーたちからは、「自分ひとりでやっているときのほうがよほど楽だった」という悩みをよく聞く。真面目で有能な人ほど、落とし穴にはまってしまう。部下のためを思ってのアドバイスが、あだとなることも……。今回は、新任マネージャーがチームで最大の結果を出すための秘訣についてお伝えしたい。

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良かれと思ったアドバイスが「指示待ち人間」を生む

 営業スタッフ時代、私の最初のマネージャーはいわゆる“できる人”だった。私が提案書を作成していると、背後から画面をのぞき込み、次のように細かく指示をしてくる。

「ここはこう書いたほうがいい」

「もっと見やすく配置して」

「このデータも入れるように」

 商談前には「相手がこう言ってきたら、こう答えるように」と1つひとつ指示されていた。

 はじめこそ「いろいろアドバイスしてくれていいな」と思っていたが、次第にこう考えるようになった。

「どうせマネージャーに直されるんだから、資料は適当につくっておけばいい」

「自分で考えても否定されるだけ。指示を待つのがいちばん楽だ」

 こうして、自ら考え、工夫し、壁を乗り越えるという「営業として成長する醍醐味」を奪われた私は、典型的な「指示待ち人間」になってしまった。もちろん自分自身にも原因があったが、当然数字も伸びない。

 ほかのメンバーの成績も振るわなかった。結局、マネージャーだけが頑張り、あとは指示を待つ営業スタッフばかりに。その営業所の成績は、最下位だった。

口を出さずに見守ることは、普段の仕事の何倍も苦しい。 

 研修先でも、同じような光景をよく目にする。あるマネージャーは「若手が同じミスを繰り返す」ことに悩んでいた。しかし、部下たちに話を聞くと、こんな本音が漏れてくる。

「報告しようとすると、最後まで聞かずに『それはダメだ、こうしろ』と言われる」

「結局、マネージャーの言うとおりにしないとなんで、やる気が出ませんね」

 そのマネージャーに悪気はない。部下を早く成功させたいという気持ちからの行動だ。しかし、部下たちは「自分で決めたこと」でなければ本気になれないし、「失敗から得た教訓」でなければ身につかない。こういったチームは遠くないうちに崩壊してしまう。

 実力があるマネージャーほど正解が見えてしまう。だからこそ、口を出さずに見守ることは、自分でする仕事の何倍も苦しいはずだ。しかし、マネージャーの本当の仕事は「自分が正解を出すこと」ではない。“部下に正解を出させる環境をつくる”ことなのだ。

 プロ野球・ソフトバンクホークスの元監督、工藤公康氏がまだ現役のエースだったころ。当時、新人だった城島健司捕手のサインに対し、工藤投手は「打たれる」とわかっていながら首を振らず、そのまま投げる。結果、案の定打たれて失点する

 その後、工藤投手は「なぜ打たれたかわかるか?」と問いかけ、実戦の痛みを通じて城島捕手を育て上げた。もしあそこで工藤氏がすべて指示を出していたら、のちの日本を代表する名捕手・城島は誕生していなかっただろう。

 私の知人の優秀なマネージャーも、次のように言っている。

「部下が間違えそうなとき、あえて口を出さない“忍耐”を自分に課しています。最初は効率が悪く見えますが、半年後にはチーム全体の判断力が劇的に上がるんです

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マネージャーの本当の仕事は「部下に正解を出させる」こと

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この記事の著者

営業サポート・コンサルティング株式会社 代表取締役 菊原智明(キクハラトモアキ)

群馬県生まれ。大学卒業後営業の世界へ。「口ベタ」、「あがり症」に悩み、7年もの間クビ寸前の苦しい営業マン時代を過ごす。その後訪問から”営業レター”に手法を変えたことで4年連続トップの営業マンに。2006年に独立、講演活動、研修を行っている。2010年より関東学園大学にて学生に向け全国でも珍しい【営業の授業】を行い、社会出てからすぐに活躍できるための知識を伝えている。2025年までに83冊の本を出版。ベストセ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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