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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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SalesZine Day 2026 Winter

2026年1月27日(火)13時~18時40分

[完全版]カスタマーサクセス組織立ち上げガイド

契約後3ヵ月間で勝負は決まる! LTV最大化を実現する「戦略的オンボーディング」の設計

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[リソース配分]ハイタッチ・ロータッチ・テックタッチの使い分け

 ハイタッチ・ロータッチ・テックタッチの考え方で注意したいのは、これが単なる「接触頻度の違い」ではないという点だ。

 ハイタッチは「直接手を動かして成果につなげる支援」、ロータッチは「自走できる顧客社員を育て、成果につなげる支援」、テックタッチは「仕組みだけで成果につなげる支援」であり、目的と役割がまったく異なる。

 では、どの顧客にどのタッチで対応するのが正しいのか。ここで紹介したいのが「Tier(ティア)分類」だ

顧客のTier分類(担当を割り振るための分類)

 これは「誰がどの顧客に、どの深さで向き合うか」を決めるための分類だ。一般的には事業フェーズや予算規模で分けることが多い。Tierが高いほど、LTVが高くなる可能性が高くなるように設計する。

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 Tierは専ら新規営業の割り振りに使われるが、CSでも同じだ。

 契約直後にTier分類を行い、適切な担当へ引き継ぐフローを確立することで、リソースの無駄遣いを防ぐことができる。

顧客Tierのつくり方

 多くの場合、顧客Tierは顧客の「事業フェーズ(縦軸) × 予算規模(横軸)」によって設計できる。また、初期設計は3×3〜4×5程度のマス数で縦軸横軸を切ることをおすすめする。

 事業フェーズ(縦軸)は、自社が顧客に推奨する行動のフェーズをイメージすると設計しやすい。予算規模(横軸)は、顧客が策定しがちな予算規模をきざむと良い。

顧客Tierの使い方

 顧客Tierの設計ができたら、次に整理すべきは「どの程度の接触で、どのタッチを選ぶか」だ。

 LTVが高く、組織的な意思決定が必要な顧客には、ハイタッチで深く関与する。一方、一定の成果が出はじめている顧客には、ロータッチに切り替え、顧客側の自走を促す。さらに、規模が小さい、もしくは利用が安定している顧客には、テックタッチを中心に据え、仕組みで成果を出す。

 このように、Tierに応じて「接触の深さ」と「タッチの役割」を切り替えることが、CSリソースを枯渇させずに成果を最大化するポイントだ。オンボーディングプログラムを顧客Tierごとに用意できるように努めよう。

オンボーディング後は「エクスパンション」へ

 オンボーディングは初期設定の代行ではない。顧客の成長曲線の向かう先を決める、もっとも重要な3ヵ月間だ。Tier分類でリソースを最適化し、オンボーディングという「仕組み」の上で顧客を成功へ導くことで、組織は属人化を越えて成長できる。

 卒業試験をクリアした顧客は、エクスパンションフェーズへ移行する。価値を実感している顧客にとって、追加提案は「売り込み」ではなく「次の課題解決」として受け取られるからだ。

 次回、第3回では「成果を最大化するKPI設計とエクスパンションの仕組み」を解説する。CS組織を成長させる指標とは何か。実践的に掘り下げていく。

[完全版]カスタマーサクセス組織立ち上げガイド

  • 第1回:ひとりでカスタマーサクセスを立ち上げる方法
  • 第2回:契約後3ヵ月で勝負が決まる「オンボーディング」と顧客接点設計(今回)
  • 第3回:成果を最大化するKPI設計と「エクスパンション」の仕組み
  • 第4回:属人化を防ぎ、効率を高める「顧客対応の仕組み化」とCRM活用
  • 第5回:組織に拡張性を持たせる「人材採用・教育・評価」の設計図
  • 第6回:他部門を巻き込み、会社全体で成功を実現する「部門連携とマネジメント」

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この記事の著者

OneBox株式会社 取締役 鎌田 貴史(カマダ タカフミ)

 釧路高専、長岡技術科学大学卒業。在学中にプログラミング教育事業を立ち上げる。その後、OneBox創業初期にWebディレクターとして従事。フラー株式会社ではデータエンジニア・BIアナリストとしてSaaSの新機能リリースに貢献し、副業でデータ分析基盤開発を支援。第二創業期のOneBoxに戻り、カスタマ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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