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SalesZine ニュース

SYSLEA、AIネイティブCRM「Frictio」をリリース シードラウンドで6.1億円の資金調達

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 SYSLEAは、AIネイティブCRM「Frictio(フリクシオ)」の正式提供を開始した。

 Frictioは、営業活動における顧客との対話から、商談のコンテキスト(文脈)をAIが自動で取得・構造化し、組織のデータ蓄積から実行支援までを一気通貫で自動化するCRM。会話の文脈(顧客の本音、課題の背景、競合への言及、意思決定の温度感)をAIが自動で取得・構造化し、組織の資産として蓄積する。

 さらに、蓄積されたコンテキストをもとにAIエージェントがCRM更新やフォローアップなどの業務を自律的に実行。Salesforce・HubSpotなど既存CRMとも連携し、「結果を記録するシステム(System of Record)」を、「AIが行動するシステム(System of Action)」へと拡張する。

 あわせて、事業展開のさらなる加速を目的に、ジャフコグループ(JAFCO)をリード投資家とした第三者割当増資に加え、日本政策金融公庫のベンチャーデッドにより、シードラウンドにて6.1億円の資金調達を実施した。

Frictioサービス概要

1.Capture:顧客接点を自動取得

マルチチャネル自動取得

 カレンダー連携により、オンライン会議(Zoom/Google Meet/Microsoft Teams等)を自動検出・録音・文字起こしする。対面会議はモバイルアプリのオフライン録音に対応。電話・メールのデータも自動取得し、顧客接点の情報をキャプチャする。ミーティング終了直後にAIが要約・アクションアイテムを自動生成する。

2.Contextualize:取得データを構造化し、文脈として蓄積

Frictio Contextual Index(AIデータ基盤)

 Captureで取得したマルチチャネルのデータを、時系列×文脈×データソース(チャネル)の3次元で構造化するAIデータ基盤。同一商談に関する会議・メール・チャット等の情報を自動で紐づけ・統合し、単一チャネルでは見えない商談の全体像を構築する。

コンタクト/カンパニー/ディール管理

 取得した会話データを、人・企業・商談の単位で自動的に紐づけ・構造化。担当者の記憶に頼ることなく、顧客との関係性の全体像をCRM上に蓄積する。

プレイブック

 商談プロセスに合わせた情報抽出テンプレートを搭載。顧客の課題・予算・競合・決裁構造など、会話の中から営業上重要なコンテキストをAIが自動で抽出・分類し、組織のナレッジとして活用可能にする。

3.Agent:蓄積された文脈をもとにAIが自律的に業務遂行

AIリサーチエージェント

 蓄積されたコンテキストと外部情報を組み合わせ、AIが商談準備や顧客分析を自律的に実行。担当者は調査・情報収集に費やしていた時間を削減し、顧客との対話そのものに集中できる。

自動CRM更新

 ミーティング終了後、AIがコンテキストに基づいてSalesforce・HubSpotの活動記録、ディールステージ、コンタクト情報を自動更新。担当者はレビューして承認するだけで、CRMを常に最新の状態に保つことができる。

ディールインサイト

 蓄積されたコンテキストから、AIが商談のリスク・進捗・次のアクションを自動分析。競合言及の増加、意思決定者の関与度低下、接触頻度の変化など、人間が見落としやすいシグナルを検知し、アラートとして通知する。

フォローアップ提案

 過去の会話コンテキストを踏まえ、AIが最適なフォローアップ内容・タイミングを提案。商談後のお礼メール、未回答事項のリマインド、失注顧客への再アプローチなど、文脈に基づいたアクションを自動で起案する。

4.連携・拡張:既存の業務フローにシームレスに接続

CRM連携(Salesforce/HubSpot)

 Salesforce・HubSpotにネイティブ対応。ミーティング直後にリード検索や活動記録の更新まで自動で完了し、CRMのデータ品質と鮮度を向上させる。

ビジネスチャット連携(Slack/Teams)

 Slackをはじめとするビジネスチャットツールと連携。任意のチャンネルにミーティング結果を自動通知し、チーム内の情報共有をリアルタイムに実現する。

外部連携基盤(MCP/API/Webhook)

 MCP(Model Context Protocol)、REST API、Webhookに対応。自社の業務システムやAIツールとの連携を可能にし、Frictioを顧客データ基盤の中核として拡張できる。

先行導入企業のコメント

ユーザベース

 複数プロダクトで分断されていた商談データが集約され、全社の一次情報が構造化される基盤が整いました。FrictioのデータをAIと連携させた独自の「商談準備・フィードバック自動化」の仕組みにより、現場の工数削減と同時に、客観的なデータに基づく精度の高い課題設定を実現しています。単なる議事録ツールではなく、事業の意思決定の質とスピードを上げるインフラとして機能しており、イネーブルメントチーム3名で300名の営業組織を支える基盤になっています。

DIGGLE

 以前の文字起こしツールでは要約機能がなく、CRMへの入力や手直しに多大な工数がかかっていました。Frictio導入後は、精度の高いサマリーが商談後すぐに生成されるため、CRM登録を含む一連の作業工数が感覚値で1/5に削減。網羅的でバランスのよいサマリーにより、共有ミーティングが不要になるほど社内共有の質が向上し、蓄積データを活用したCS担当者の育成・スキル向上にも繋がっています。

資金調達の詳細

  • 調達金額:6.1億円
  • 調達方法:第三者割当増資(4.1億円)、融資(2億円)
  • 株主:ジャフコグループ(JAFCO)、エンジェル投資家
  • 融資:日本政策金融公庫

投資家からのコメント

ジャフコグループ パートナー 藤井 淳史氏

 組織を成長させる上で、現場の生のデータを把握してPDCAを回すことは極めて重要です。しかし現実には、そのための活動記録に貴重な営業リソースが奪われるという本末転倒な現象が起きています。

「Frictio」は、データの入力や管理から現場を解放し、データの活用や本来の営業行動に集中できる環境を実現します。本サービスが、組織の営業力を飛躍的に高める不可欠なインフラになると期待し、今回の投資を決定いたしました。

 営業組織とAIの進化の行く末を解像度高く見据え、細部まで気の行き届いた完成度の高いサービスを提供するSYSLEAチームの成功への強い手応えを感じています。

SYSLEA代表コメント

SYSLEA 代表取締役CEO 大橋 勇輔氏

「CRMに入力しない」ことは、決して現場の怠慢ではありません。人がシステムに記録をするために時間を溶かし、本来の顧客との対話が失われている構造そのものが、今まさに歴史的な転換点を迎えています。

 世界は、AIが自律的に業務をこなす時代へと不可逆なシフトを始めています。私たちはこの大きな波の中で、AIネイティブにソフトウェアを再設計し、人が人らしく働くための新しいビジネス環境を本気で創りにいきます。『Frictio』の正式リリースとこの度の資金調達は、人をツールの裏方業務から解放するための第一歩と考えています。今回、JAFCOをはじめとする投資家の皆様からの力強いご支援を得て、この構造的課題の解決をさらに加速してまいります。

 これまでの仕事が仕事ではなくなり、誰もが本質的な顧客との向き合いに集中できる社会が訪れる。そんなパラダイムシフトが起きる瞬間に立ち会い、共に新しい歴史を創るメンバーと出会えることを心から楽しみにしています。

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https://saleszine.jp/news/detail/8211 2026/03/31 15:00

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