HubSpot Japanは、開発するAIエージェント「Breeze顧客対応エージェント」の新機能および提供範囲拡大を発表した。
Breeze顧客対応エージェントは、従来Service Hub ProまたはEnterpriseエディションの契約ユーザーのみが利用できた。今回のアップデートにより提供対象が広がり、HubSpotクレジット(利用量に応じて課金されるクレジット)を通じてMarketing Hub、Sales Hub、Service Hub、Content Hub、Operations HubのProfessionalおよびEnterpriseエディションで利用が可能になる。なお、アップデートされたBreeze顧客対応エージェントは2025年6月2日より提供開始予定。
アップデートの背景
HubSpotは当初、カスタマーサービスチームがサポート体制を拡大できるようService Hubの利用ユーザー向けにBreeze顧客対応エージェントをリリースし、結果として顧客対応の50%以上がAIエージェントによって解決されるなど成果が生じた。加えて、Breeze顧客対応エージェントの導入企業はカスタマーサービスにとどまらずマーケティングから営業、サービスに至るさまざまな顧客対応に活用していることもわかった。こうしたバイヤージャーニー全体にわたる効果を踏まえ、今回の提供範囲の拡大を決定した。
マーケティング・営業・カスタマーサービス領域での主なユースケース
- マーケティング:ウェブチャットでの接客、質問への即時回答を通じてリード創出を加速
- 営業:見込み顧客からの質問への即時回答、情報提供を通じて購買意欲の醸成を促進
- カスタマーサービス:注文状況の確認などのかんたんな手続き、24時間体制での問い合わせ対応を通じてサポートチケット数を削減しつつ、顧客満足度を向上