Skyは、名刺管理ツールの導入を検討する企業の経営者303名を対象に、名刺管理ツールの導入に関する実態調査を実施した。

TOPICS 1:名利管理ツールを導入する目的 企業の営業活動やマーケティングの強化を図るため

はじめに、業務の中で取得した名刺をどのように管理されているか、また名刺管理で感じている困りごとについて質問した。結果、61.3%の企業が取得した名刺を「手作業で管理」されていることが明らかになった。

また、名刺管理における困りごととして、「保管スペースを取る」が47.2%といった物理的な課題のほか、「検索や活用が難しい」が44.2%、「出先で必要な情報にアクセスできない」が25.7%、「社内での情報共有が非効率」が25.1%など、活用面の課題が浮き彫りとなった。
多くの経営者が、名刺をデジタル化せず物理的に管理していることで、日々の営業活動において「活用しづらい」と感じていることが見受けられる。

続いて、名刺管理ツールの導入で期待する効果についてうかがうと、「情報共有の効率化」が65.3%、「名刺のデジタル管理による利便性向上」が50.5%、「営業活動の効率化」が34.3%、「顧客情報の分析・活用」が24.1%、など、情報の活用面に関する声が多くあがった。名刺管理ツールによって名刺情報(顧客情報)を有効活用することで、営業活動やマーケティング施策の強化を期待されていることがわかった。
TOPICS 2:名刺管理ツール導入時に注意すべき点 81.5%の企業が知らない、名刺データが返却されないサービスの存在

名刺管理ツールの中には、利用終了時にアップロードした名刺データが戻ってこない場合があることを知っているかという問いに対して、81.5%が「知らない」と回答。預かったデータを返却しないことで、ツールの乗り換えを制限するベンダーロックインを誘発しかねないサービスがある事実を、企業が認知していないことがわかった。

また、その事実について88.2%が「不安を感じる」と回答。

理由としては「貴重な顧客資産が失われる可能性があるから」が67.4%、や「取引先とのコンタクト履歴が消失する懸念があるから」が58.1%が上位にあがった。企業が、名刺データを貴重な顧客情報として認識されていることがわかる。
TOPICS 3:名刺管理ツールの重要性と有用性 名刺を顧客データとして管理し、継続的な関係構築に役立てる

続いて、名刺管理ツールの利用終了時に、名刺データが返却されるサービスがあるとすれば興味があるかという質問を実施。その結果、「非常に興味がある」「やや興味がある」と回答した企業は84.8%だった。

興味がある理由については「顧客データの継続的な管理ができるから」70.4%が第1位に。

そのほか自由回答形式として「名刺データは、貴重な財産だから」という回答もあった。名刺情報を顧客情報として管理し、見込み顧客や既存顧客と継続的に関係性を構築していきたいという企業の意向がうかがえる。
【調査概要】
調査名称:名刺管理ツールの導入に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年12月24〜26日
有効回答:名刺管理ツールの導入を検討している企業の経営者303名