immedioは、ウェブ接客SaaS「immedio」の新機能として、資料閲覧中の顧客からの商談獲得を最大化する「immedio Box」の提供を開始したことを発表した。
インサイドセールスの架電接続率は年々低下しており、実際に見込み客と会話できる割合は架電5回に1回にとどまっている。その結果インサイドセールスが架電業務に時間を取られ、ナーチャリングや採用・教育など攻めの業務に時間を使うことができず、生産性の低下や人員不足といった課題につながっている。
immedio Boxは、顧客が資料を閲覧したもっともホットなタイミングをリアルタイムで通知。さらにウェブ接客機能(資料内でのポップアップ)を使って自動で商談を獲得できるため、業務時間外の資料閲覧からも自動で商談が獲得できる。また、これまで可視化できていなかった顧客の資料閲覧傾向を分析することによって、ダウンロード資料改善のPDCAを回すことができるようになる。
開発の背景
immedioは、ウェブフォームの情報をもとにもっとも適した商談担当を判断し、Thanksページ上での商談獲得を可能にするウェブ接客SaaS。2022年9月のローンチ以降、Sansan、マネーフォワードなどウェブマーケティングに積極的に取り組む企業を中心に導入されている。
一方で、インバウンドリードの商談化率は25%程度とされており、多くのリードがナーチャリングを経て商談に至ることがわかっている。ナーチャリング活動を通じたウェブサイトの訪問については詳細な分析が実施されているものの、PDFで送付されることが多いサービス資料やホワイトペーパーについては、顧客行動の可視化や分析が難しいという課題があった。
immedio Boxは顧客の資料閲覧・離脱など任意のタイミングで営業へ通知。また、顧客の閲覧履歴をページ単位で可視化し、どのページに興味を持っているのか確認した上でアプローチすることが可能になる。あわせて、ウェブ接客機能で土日夜間の資料閲覧時にも自動で商談を獲得するため、商談の取りこぼしを減らすことができる。
プロダクト概要
- 資料開封時のリアルタイム通知機能
顧客が資料を開封・離脱したタイミングで当該顧客の担当者にメールにて通知を行う。
- 資料閲覧中の顧客に商談を打診。営業時間外も自動で商談を獲得
特定のページに到達、または一定時間滞在した顧客に対し、自動で商談を打診できる。過去にコンバージョン済みの顧客に対しては、その際に取得した属性情報から適切な担当を判定することが可能になる。
- 資料の閲覧状況を可視化し、コンテンツの最適化にも活用
各ページへの滞在時間を資料単位で分析することが可能になる。よく読まれているページや離脱しているページがわかるので、コンテンツの最適化にも利用が可能になる。
- 資料アップロードとユーザー数の制限なし
immedio Boxにアップロードする資料の数に制限がなく、ユーザーも自由に追加可能。そのためマーケティングやインサイドセールスに限らず、営業、カスタマーサクセス、人事などさまざまな部門で利用することが可能になる。
活用シーン
サービス資料のThanksメール:営業時間外に資料を閲覧した顧客に対しても、資料内でポップアップを出して自動で商談を打診できる。これにより業務時間外の資料閲覧からも商談を獲得することが可能になる。
ホワイトペーパーダウンロード:各ページへの滞在時間を分析することができるため、コンテンツの最適化に活用可能。資料ごとにモーダルの出し分けができるため、顧客の属性に応じた訴求ができる。
ナーチャリングのメルマガ:immedio Boxに資料をアップロードし、そのURLを貼り付けて配信。資料を開封した顧客の情報を担当者に通知しつつ、どのページまで閲覧したか確認した上でフォローアップすることができる。
IS・営業による追客の効率化:架電後や商談後の顧客にimmedio Boxの資料を送ることで、閲覧タイミングや閲覧したページを捕捉することが可能。その情報から顧客の興味・嗜好を分析し、より高い確度で商談を獲得することが可能になる。
i-plug 新卒事業本部 事業統括部 法人マーケティング部 法人マーケティンググループ リードマネジメントチーム 松澤詩織氏のコメント
immedio Boxを使うことによって、インサイドセールスからお客様へのお電話のきっかけを作れるようになりました。闇雲に商談の依頼をするよりも架電効率が上がっていると感じています。
バトンズ セルサイドコンサルティンググループ チームリーダー 亀岡美加氏のコメント
バトンズは安心・安全なM&Aができる環境の提供を徹底しています。「immedio Box」を活用することで、これまで以上にユーザーとのコミュニケーションが効率的になりました。進化していく機能を使いこなしてユーザーに寄り添ったサポートができるように、当社の体制も強化していきたいです。
ベネッセi-キャリア dodaキャンパス統括部 DR営業部 マーケ・IS課 相馬拓朗氏のコメント
インサイドセールスがすぐに対応できない際や土日など対応不可な場合でも、immedioで自動的に日程打診できるようになることで、商談獲得がスムーズになりました。
LayerX バクラク事業部 インサイドセールス部 郡司将吾氏のコメント
お客様が資料閲覧されたデータを活用できることで、架電時個別での提案精度を高めることができました。
お客様の課題に沿った提案ができることで、商談機会につながっています。