ユニリタは、カスタマーサクセス業務における顧客とのコラボレーションを支援する「Growwwing Constellation Portal(グローウィング コンステレーションポータル)」を発表した。
顧客とのリアルタイムなコラボレーション
Growwwing Constellation Portalは、ガントチャート形式で進捗状況を可視化し、顧客ともポータルサイト上で状況をリアルタイムに共有することが可能になる。これにより、カスタマーサクセス担当者と顧客が同じ情報を把握し、タスクの抜け漏れや遅延を防止する。
同ポータルは、「Growwwing」に追加できるオプション機能として提供される。オンボーディング業務だけでなく、顧客の契約状況やマニュアル共有など、さまざまなコラボレーションにも活用できる。
カスタマーサクセス業務が抱える課題
失敗するサブスクリプションサービスの特徴として、受注後のサービス提供プロセスの検討が不十分であったり、解約抑止に注力していないことが挙げられる。
とくに顧客のオンボーディングに失敗すると解約に直結するケースが多く見られ、各社のカスタマーサクセスはオンボーディング業務に注力している。一方でテクノロジーはメールやスプレッドシート程度しか使われておらず、オンボーディングの成功率も上がらず非効率になってしまうという課題が存在する。
このような課題を解決するために、Growwwing Constellation Portalは、進捗状況の可視化とリアルタイムのコラボレーションを可能にし、オンボーディング業務の効率化を支援する。
主な特徴と機能
顧客とのリアルタイムコラボレーション
カスタマーサクセス担当者がGrowwwingにオンボーディングの進捗状況を記録すると、リアルタイムでポータルに反映される。顧客はポータルにアクセスすることで、オンボーディングの残作業や宿題事項を確認することができるようになる。
これにより、従来のメールやスプレッドシートを使った煩雑な管理作業から解放され、担当者も顧客も負担が軽減し、より効率的にオンボーディングを実行できる。
ガントチャート機能とファイル共有機能
ガントチャート機能やファイル共有機能により、オンボーディング作業の残課題対応や期日管理が可能になる。
顧客もログイン可能なポータルサイト
顧客もログイン可能なポータルサイトを提供することにより、セキュアな環境での顧客との1to1のコラボレーションが可能になる。
管理者向けの横断的な状況把握機能
カスタマーサクセス管理者は、横断的に顧客のオンボーディング状況を確認できるようになる。これにより、管理業務を効率的に実施することが可能になる。
事業責任者コメント
私たちは、カスタマーサクセスチームが直面する課題を深く理解し、その解決に向けて「Growwwing Constellation Portal」を開発しました。このポータルは、顧客とのコラボレーションをさらに円滑にし、オンボーディング業務の効率化だけでなく、信頼関係の構築にも貢献します。
私たちが目指すのは、単なるツールの提供ではなく、顧客とのパートナーシップを強化し、両者が共に成長できる環境をつくることです。「Growwwing Constellation Portal」が、カスタマーサクセスの新しいスタンダードとなることを願っています。