時間ではなく「質」「行動量」を評価する風土
――単なる成果だけでなく、「営業パーソンとして成長すること」が、メンバーの方々の大きなモチベーションになっていることがうかがえます。
名和 そうですね。成長意欲が高い方は当社の仕事を楽しめると思いますし、成果を上げてやりがいを感じながら活躍いただけるかと思います。 「楽楽精算」が所属する経費精算のITソリューション市場は、製品としてのライフサイクルで言えば、「すでにニーズが顕在化している層には行き渡り、インバウンドだけでは契約につながらない」――新たな挑戦の局面を迎えようとしています。とはいえ、行き渡ったと言えど10万社以上のターゲット企業の中でようやく1万社に到達した段階です。むしろここからが本番であり、正念場であると感じています。
いかにして課題に自覚的でない潜在層にアプローチし、「経費精算の効率化が会社を活性化する」ことに気づいてもらえるのか。営業活動にもいっそうの工夫が求められているフェーズです。
このチャレンジングな状況に対する印象は人それぞれで異なってくるかとは思いますが、少なくとも、組織としてこの目標を達成するための環境は用意できているつもりです。 また、会社としてライフワークバランスを重視していることもあり、残業や休日出勤ありきで数字を獲得する人は高い評価を得られません。裏を返せば、限られた時間の中で成果を上げる人を評価する組織です。
時間に制限がある中でも目標を達成するために、どのようなスキルを習得・実践し、成長すれば良いのか――社内の誰もがそれらの点を念頭に働いているため、成果を出すうえで長時間働くことを前提として入社する方は苦労するかもしれません。量をこなすことも大切ですが、目を向けるべきは時間以上に行動量です。限られた時間の中で、質・量ともにこなせている営業パーソンの伸びしろは計り知れません。
――逆に、ラクスの「楽楽精算」の営業部門でやりがいを感じながら活躍できるような営業パーソン像を教えてください。
名和 「常に考え続ける人」でしょうか。自分と他者、過去の自分と現在の自分など、それぞれの「差分」を客観的に捉え、良い点と悪い点を判断し、改善のPDCAを回せる方が活躍できる会社であると考えています。また、今後そうしたスキルを身につけたいと考える人がしっかりと力をつけられる環境であるとも感じます。
「5年後、どのようなビジネスパーソンになっていたいですか」「その実現のために、経験以外に何が足りないと思いますか」――これは、私が採用面接の際に必ず投げかけるふたつの質問です。目指す未来との差分をどのようにして埋めていくのか。具体的なイメージを持っている方は、当社との相性は良いはずです。
ラクスは上場から5年以上、市場変更からは1年が経過しました。業績が安定した企業として、「チャレンジ気質が薄れてきているのではないか」と懸念する声を耳にすることもあります。しかし、上場や市場変更はむしろ新たなスタートでしかありません。日本を代表する企業になることを目標に、「どうしたらそこに到達できるのか」「そのためには何が必要なのか」を考える。そして、明確なミッションを軸に試行錯誤を続け、成果を出し続ける。これは組織全体としての姿勢のお話ですが、これまで解説してきた「個人の成長アプローチ」となんら変わりがないのです。個人と組織の成長が重なるダイナミズムは、まさにこれから体感できるものであると確信しています。
私自身の経験を踏まえても、転職は大きな勇気を要する一大イベントです。しかし、かつての私のように 「自分が今いる環境で、どこであっても通用するビジネスパーソンになれるのか」不安を感じている方はぜひともラクスの門戸を叩いてみてほしいです。
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