パーソルグループのパーソルビジネスプロセスデザインは、顧客データ統合ソリューションを開発・提供するユーソナーと協業し、「企業データ活用トータルソリューション」の提供を開始することを発表した。

変化の激しいビジネス環境の中で顧客ニーズが多様化し、営業活動の属人化に課題を抱える企業が増えている。営業活動の属人化を防ぎ、効率性と生産性の高い営業体制を実現するには、データの利活用と、それを支えるデータ基盤の整備が不可欠となる。
パーソルビジネスプロセスデザインは、マーケティング・セールス・コンサルティング・生成AI・データサイエンスの領域の知見をもつ人材が在籍しており、さまざまな業種の企業における営業活動を支援している。とくにデータ解析に関しては、2019年より「データ統合・データベース設計支援」を提供しており、企業のデータ活用を支援することで、営業活動の生産性向上に貢献してきた。さらに生成AIとの掛け合わせにより業務の無人化・省力化を推進、作業効率の向上と業務期間の短縮を可能にしている。営業活動における広範囲なプロセスのDX化を支援することで、業務生産性の最大化を実現している。
一方、ユーソナー社は1990年に設立以来、企業のデータにまつわる課題解決を支援してきた。全国820万拠点の法人企業データを基盤とした顧客データ統合ソリューション「ユーソナー」を開発。Salesforceなど各種SFA、CRM、MAツールとも連携が可能で、顧客データを活用したビジネス戦略を支えている。企業情報&名刺管理アプリ「mソナー」、登記情報ダウンロードサービス「登記ソナー」などの各種クラウドサービスも提供し、顧客のニーズに応えている。
今回、両社が提供する「企業データ活用トータルソリューション」は、データ基盤の構築から外部システムとの連携、データ活用のコンサルティングまでを一気通貫で提供することで、営業戦略を強化し、データドリブン経営の実現を後押しする。すでにサービスを導入している企業から導入検討企業まで、さまざまな課題を抱える企業の営業部門全体の売上向上・生産性向上に貢献する。
「企業データ活用トータルソリューション」概要

同サービスは、「SFAを導入しているもののうまく活用できていない」「データを活用した営業戦略を立てたい」などの課題を抱える企業を対象に、データ基盤の構築から外部システムとの連携、データ活用のコンサルティングまでを一気通貫で提供する。
パーソルビジネスプロセスデザインが顧客の課題を抽出し、課題に応じた営業戦略を提案。顧客の保有データとユーソナー社の企業データベースを掛け合わせた解析の実施と、そのデータの活用方法の提案、営業活動のパフォーマンス向上に向けた支援を行うことで、営業部門全体の売上向上、生産性向上、デジタル化を推進する。
各社のコメント
ユーソナー 営業本部 常務執行役員兼営業本部長 池田 隆史氏
当社は創業以来、企業データの可能性を追求し、企業データを基盤として企業の営業・マーケティングのご支援をしてまいりました。今回、パーソルビジネスプロセスデザイン社との協業により、企業のデータ活用における新たな価値を創出できることを大変嬉しく思います。変化の激しいビジネス環境において、データは最も重要な経営資源の一つですが、多くの企業がデータの活用に苦心しています。本サービスは、データ基盤の構築から活用までを一気通貫でサポートすることで、企業の営業・経営戦略をより効果的かつ効率的なものへと進化させます。
パーソルビジネスプロセスデザイン 執行役員 ビジネストランスフォーメーション事業本部 本部長 泉 忠治氏
この度の業務提携により、データ解析やコンサルティングに強みを持つ当社と、日本最大級の企業データベースを保有するユーソナー社が連携することで、企業の営業・経営活動におけるデータの整備からデータ活用環境の開発、コンサルティングによる活用支援まで、一気通貫でご提供できることを嬉しく思います。今後はさらにデータ活用の可能性を広げ、より多くのお客様の営業や経営における課題解決をご支援してまいります。