Salesforce入力エージェント「bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)」の開発・販売を行うベルフェイスは、介護記録ソフト「CAREKARTE」を提供するケアコネクトジャパンがbellSalesAIを導入し、営業活動の効率化と質的向上を目指すことを発表した。

導入の背景
ケアコネクトジャパンは、介護・障害福祉サービスにおける「記録・プラン・請求」までの運営をサポートする介護記録ソフトCAREKARTEを提供している。同社の営業部門では、Salesforceを活用した案件管理を推進しているが、商談後の活動報告作成に時間が割かれており、本来注力すべき顧客との対話や提案準備の時間が圧迫される状況が続いていた。加えて、営業担当者によって活動記録の質や量にばらつきがあり、管理者が正確な商談状況を把握することが困難な状態だった。
こうした課題を解決し、営業組織全体の生産性向上とデータドリブンな営業管理体制を構築するため、ケアコネクトジャパンはbellSalesAIの導入を決定した。
導入の決め手
ケアコネクトジャパン社では、複数のツールを比較検討した結果、次の3点を評価し、bellSalesAIの導入に至った。
精度ある要約機能
介護業界特有の専門用語や複雑な商談内容においても、Salesforceに必要な情報を精度を維持して抽出できることを確認した。
Salesforce連携のシームレスさ
アプリ起動から商談記録、Salesforce連携完了までの一連の流れがシームレスで、現場での定着が期待できる操作性を備えている。
直感的な使いやすさ
対面商談ではスマホアプリ、ウェブ商談ではPCアプリと、営業現場のさまざまなシーンに対応した使いやすさ。
導入効果
ケアコネクトジャパンでは、bellSalesAIの導入により次のような成果が出ている。
活動報告作成時間の削減
商談後の活動報告作成時間を75%削減することに成功しており、残業時間の削減につながっている。さらに削減された時間を顧客接点の拡大や提案準備に活用することで、より付加価値のある営業活動を実現した。
営業情報の標準化と可視化
AIが自動で商談内容を構造化してSalesforceに入力することで、営業担当者による情報の質のばらつきが解消され、管理者がリアルタイムで正確な商談状況を把握できるようになった。
営業担当者の心理的負担軽減
商談中にメモする必要なく顧客との会話に集中できるため、より顧客の反応に合わせたコミュニケーションが可能になり、商談の質的向上につながった。
ケアコネクトジャパン 鈴木健太氏のコメント
複数のツールを比較検討する中で、介護業界特有の専門用語を含む商談でも高精度に要約し、Salesforceへ正確に連携できる点を高く評価して導入しました。
導入後は、活動報告の作成時間が約75%削減され、営業情報の標準化も大きく進みました。商談中にメモを取る必要がなくなったことで、お客様との会話に集中でき、商談の質の向上も実感しています。また、録音データを再生できるため、他の営業メンバーのセールストークも学ぶことができ、スキル向上に役立てています。
引き続き介護業界全体への貢献を加速させるため、営業組織の生産性向上に取り組んでいきます。
