日本システム技術は、金融機関向け情報系統合パッケージ「BankNeo」において、Salesforce Platform(ビジネスアプリケーション開発基盤)を活用した金融商品販売業務支援システム「Cloud BankNeo 保険業務支援」の製品化および静岡銀行への導入を発表した。
導入の背景
静岡銀行は、デジタル技術やデータの活用により、従来の営業スタイルや業務のあり方を変革し、顧客のニーズに応じたオーダーメイド型のソリューション提供に取り組んでいる。
静岡銀行では、利用中の営業支援システム「S-CRM」と同一プラットフォーム上で動作し、保険販売における効率的かつストレスフリーな業務フローの確立、各種規制チェックなどのシステム化によるコンプライアンス強化したいと考え、Cloud BankNeo 保険業務支援の導入に至った。
期待される効果
営業支援システム「S-CRM」と同一プラットフォーム上であるSalesforce上にCloud BankNeo 保険業務支援を構築したことで、顧客情報や営業活動情報の共有をしながら保険商品の選定から設計書作成が実施可能になる。また、Salesforce上から保険共同ゲートウェイを通じた保険ウェブへの連携を実現している。
Cloud BankNeo 保険業務支援では、保険業務支援機能をAppExchangeとして提供することで、Salesforce Platformとの親和性があり、顧客属性や各種規制のチェックなどをスムーズに行うことができる。加えて、ワンストップで約定まで実施することで、事務処理時間の短縮を見込んでいる。
静岡銀行 ライフプランサポート部 小杉伊知郎氏のコメント
当行では、人生100年時代におけるお客さまの『最高の相談相手』となるため、それぞれのご希望などに沿ったサービスメニューをご用意しています。この度、『Cloud BankNeo 保険業務支援』を『S-CRM』と同一プラットフォーム上に構築することで、お客さま本位の業務運営方針を遵守の上、お客さまのライフイベントに寄り添い、一人ひとりの将来の目標を見据えたゴールベースアプローチによる最適な商品のご提案に取り組んでいきます。