従業員エンゲージメントの課題解決サービス「Yappli UNITE(ヤプリユナイト)」を提供するヤプリは、人材事業を手がけるEvandが運営する、外勤・内勤社員向けアプリ「Evanavi(エヴァナビ)」を開発支援したことを発表した。
背景と目的
Evandは、人材派遣、人材紹介、SES、BPOなどインターネットサービスを多角展開している。このたび、社内で分散していた情報を集約・一元化し、クルー(外勤社員、以下「クルー」)とパートナー(内勤社員、以下「パートナー」)に向けて情報を発信する社内アプリ「Evanavi」をリリースした。
これまで、クルーとパートナーの情報伝達は、ビジネスチャットツールやメールを主に利用していた。しかし、各種申請の締め切り期日がわかりにくい、重要情報が浸透しづらいなど、運用上の課題があった。加えて、社内Wikiを構築し情報整備が行われていたものの、「必要な情報がどこにあるかわからない」「提出物をどこに出せばいいかわからない」といった問題が慢性化していた。そこで、分散していた情報を集約・一元化し、業務効率と情報周知を改善することを目指し、今回のアプリ導入に至った。
社員が知りたい情報の環境を整備
1.業務情報の集約
多岐にわたる勤怠管理や労務関連などの社内システム、ツール、独自のリファラル制度(友人紹介)など、各種情報をアプリ内に集約し、クルーが必要な情報を手軽に確認・操作できる環境を整えた。分散していた情報を一元管理し、ホーム上に表示することで、場所や時間を問わず、不明点があればすべてアプリで確認できるようになる。
2.友達推薦制度(リファラル採用)の強化
採用活動の一環として、クルーからの友人推薦をアプリ内で実施できる、アプリを中心とした企画を行う。Yappli CRMを活用し、全問正解すると「リファラルマスター」バッジがつくといった、楽しみながら理解を深めるリファラルクイズを展開する。制度自体の認知度を上げるとともに、クルーが身近な人材を紹介しやすくなり、採用活動の活性化を図る。
3.オープン社内報の導入
月に一度、代表や経営層からのメッセージ、社員のリアルな声、さらには顧客の想いを交えたインタビューを通じて、全員が一体感を感じられるような社内報を届ける。
Evand 担当者からのコメント
Evandでは、ビジネスチャットツールやメール、社内Wiki、勤怠打刻システム、各種報告用フォームなど業務・労務において様々なツールを併用しています。これにより、ツールが増えていくにしたがって使い分ける負担が増え、この場合は何を使ってどうするのが正しいか、報告用のURLはどこにあるのか、どこからアクセスできるのか等がわかりにくくなってきました。また、社員数が2300名を超え、組織規模が大きくなるにつれ、会社全体の向かう方向や同僚、先輩、後輩にはどんな人がいるのか、どんな新しい取り組みが始まったのか等が伝わりにくく、情報発信に課題を感じていました。さらに、弊社では今期からさらなるリファラル採用の強化を進めるため、その導線・応募フローを整備する必要が出てきました。
これらを解決するためYappliを選び、Evanaviの開発を進めてきました。
今後は、社員にフル活用されるアプリを目指してさらなるブラッシュアップを進めていきたいです。