営業組織図オートメーションツール「ulu」を開発・提供するmojaは、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」を企業理念に製造業のデジタル変革を推進するキャディが、uluを導入したことを発表した。
導入の背景
キャディのエンタープライズセールスチームは、Miroなどのツールを使用して業務を管理していたが、この管理方法にはいくつかの課題があった。とくに、管理が属人的であり、情報の記載が煩雑という問題が発生。これにより、次の3点に対する対応が不十分な状況だった。
- 組織図の空白箇所の可視化
- 組織単位での活動状況の可視化
- 取引先担当者同士の関係性の可視化
営業組織の課題
営業組織には次のような課題が存在していた。
- 組織図作成の工数が大きい:手作業での組織図作成は時間と労力がかかり、頻繁な更新が必要だった
- 組織図がないことによる機会損失:組織図がないこと自体は直接の売上減少にはつながらないが、適切な組織把握ができていないことで、潜在的な機会損失が発生していた
- アカウントプランニングの強化:これまでキャディは、アカウントプランを作成し「The Model」を使用して進めてきた。しかし、今後はマーケティング・インサイドセールス(IS)が個社深耕にシフトし、現在カバーできていない業務範囲をカバーする必要性があった
uluによる変化
上記の課題に対して、uluを導入し次の課題解決を実施。その結果、キャディでは、エンタープライズセールスの効率化と可視化を実現した。
空白の組織図の可視化
uluは、AIが自動的に組織図を生成し、定期的に更新する機能を提供する。これにより、手作業の工数を削減し、最新の組織情報を把握することができる。空所のレコメンド機能もあり、ミッシングピースの攻略に貢献する。
活動状況の可視化
uluは、セールス活動のデータを攻略組織単位でリアルタイムに可視化するダッシュボードを提供している。これにより、各担当者の活動状況をひと目で把握でき、効果的な営業戦略の立案を可能にする。
担当者同士の関係性の可視化
uluは、担当者間の関係性を視覚的に表示し、チーム内のコミュニケーションを促進する。これにより、情報共有の効率化と連携強化を図ることが可能になる。