テラスカイと弁護士ドットコムは、「クラウドサインSalesforce版」を2019年6月20日にV2.0にバージョンアップする。書類の締結状況の確認や締結済み書類のファイルダウンロードが任意のタイミングでできるようになるなど、利用者の利便性を向上させる機能を多数追加。おもなアップデートはふたつ。
ひとつめは書類の締結状況の確認。これまでは全件を対象にした定期スケジュールでの確認機能のみで、送信先から書類の締結の連絡を受けても、Salesforceへすぐに反映されなかった。今回のバージョンアップでは、送信先オブジェクトに[書類の確認]ボタンが追加され、ユーザーは任意のタイミングで書類の締結状況を確認できるようになる。
ふたつめは締結済みの電子署名が付与された書類ファイルを、任意のタイミングでクラウドサインからダウンロード可能になること。これまでは、締結済み書類のダウンロードは、全件を対象にした定期スケジュールでの実行のみだったが、定期スケジュールでの実行か、書類送信ごとのダウンロードかを選択することができるようになる。なお、本機能と同時に、Salesforceのストレージの使用量を抑えるための削除機能も追加。
そのほか、送信先名の設定項目の自由度を高める機能改善や件名のデフォルト値設定、Salesforceの新UI対応など、ユーザビリティを向上させる機能追加や、オブジェクトや項目のアクセスレベルをチェックできるセキュリティ機能の追加を実施している。