ピーアンドアイは、AIによる事業者向けプレゼンテーション評価サービスを2019年6月1日から提供開始。プレゼンテーション動画やスライドをアップロードするだけでAIが客観評価の結果をユーザに返すサービス。特徴は下記。
- プレゼンテーション動画をアップロードすると、クラウド上のAIが判定し複数の評価項目でスコア化
- 動画全体のスコア化のほかに、評価項目を時系列のグラフ表示で可視化するため、ユーザーは動画を見ながらプレゼンテーション印象度を把握することができる
- ユーザーは、AIが判定する客観的な評価値と自己の想定したプレゼン意図とのギャップを、時間軸で確認することができる
人材開発部門などの担当者は、プレゼンテーションの評価対応に多くの時間を費やしており、そのうえ評価自体は、担当者の好みで左右されるなど、客観性や一定性の観点からも課題を抱えていたことが開発の背景。「プレトレ」は、評価担当者が本来行うべき事業発展のための活動時間の創出を後押しを目指す。また、人よりAIに評価されたほうが、プレゼンテーターが感情的に素直に受け止めやすい効果も期待しているという。
ターゲット層
- 教育事業者など、プレゼンテーションの評価を行う機会の多い事業者
- セールス担当者を有する企業。営業担当者向けのトレーニングなどの用途で活用
今後は、プレゼンテーション評価データを蓄積するなかで、その企業が求めるプレゼンテーションスタイルを特定して活用するということにも期待が持てるという。拡大する用途に応じ、評価データの蓄積や解析を重ね、業界独自の訴求ポイントに対応可能なプレゼンテーション評価モデルを構築し、より一層利用者のニーズにマッチできるサービス提供を目指していく予定。また、「学び直し」が注目されている現代社会のニーズに応えるべく、個人向けサービスの提供も視野に入れてサービス開発を進めるという。
本サービスで利用されるAIエンジンは、東京大学大学院情報理工学系研究科山崎研究室により開発され、ライセンス提供を受けたもの。