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退職検討者の不満・悩み1位は「自身のキャリアの将来性」/ビズリーチ調査

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 ビズリーチが運営するHRMOS WorkTech研究所は、ビズリーチを利用するビジネスパーソンの中で過去に退職を検討したことがある人を対象に「退職の検討理由や企業の人事制度に関するアンケート」を実施した。

調査概要

  • 調査名:HRMOS WorkTech研究所「退職の検討理由や企業の人事制度に関するアンケート」
  • 対象:即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」を利用中の会員
  • 調査期間:2023年9月11日~9月17日
  • 有効回答数:643件

※回答率は端数処理の関係で合計が100%にならない場合がある

退職検討者の在籍企業に対する不満・悩みの1位は「自身のキャリアの将来性」

 調査の結果、退職検討者の在籍企業に対する不満や悩みとしてもっとも多かった回答が「自身のキャリアの将来性(54.0%)」で、「給与・賞与(32.2%)」よりも多いことがわかった。社内でのキャリアビジョンが見えずに退職を検討する傾向が見受けられる。

 退職検討時の具体的な不満・悩みとしては、「キャリアを考慮に入れない人事異動(メーカー/営業)」「新しい環境でチャレンジしてみたい(IT・インターネット/IT技術)」など、自身のキャリアの将来性についてのコメントが多くあった。

 一方、従業員は在籍企業での人事異動によって、転職以外の方法での新たなキャリア形成を行うケースがある。「企業が人事異動・配置を行う際に、従業員としてどのような項目を重視してほしいか」という点において、78.2%が「スキル・経験」を、60.7%が「異動希望・キャリアの展望」を重視してほしいと回答し、自身のキャリアの将来性をふまえた人事異動を希望していることが推測される。

78.6%が社内公募の制度を利用したいと回答するが、運用に課題も

 また、従業員が社内で自らの希望で異動し、キャリア形成を行う機会として「社内公募制度」を活用するケースがあり、本アンケート結果からも、従業員の78.6%が「社内公募制度を利用したい」と回答している。

 一方で、在籍企業(現職含む)に社内公募制度があると回答したビジネスパーソンに、社内公募制度の課題を聞いたところ、40.0%が「社内公募の数・種類が少ない」「気軽に応募できる雰囲気ではない」と回答した。

 フリーコメントでも「自分のスキルにあったポストがない(保険/金融システム)」「チャレンジングな業務に対する募集は少ない(メーカー/研究・開発)」「公募先の業務内容や求められるスキル、レベル感などがわかりにくい(メーカー/管理)」などといった、公募されるポジションの内容に対する課題や、「自分が応募しているのを直属の上司が知ることができ却下されるので意味がない(メーカー/研究・開発)」「出来レースもある(IT・インターネット/法人営業)」など、社内公募制度の運用における問題点を指摘するコメントも見受けられた。

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