SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

営業の仕事は「売る」ことなのか? 「Buyer Enablment」をめぐる冒険

2024年7月12日(金)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

お申し込み受付中!

SalesZine ニュース

TBM、Sansanで顧客データ基盤を構築 顧客管理工数が月148時間減・新規商談数が昨年比26%増

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

 Sansanは、TBMにおける営業DXサービス「Sansan」および「Sansan Data Hub」の活用事例とその成果を発表した。

サービス導入の背景

 新素材メーカーであるTBMは、石灰石を主原料とした新素材「LIMEX(ライメックス)」や、再生材料を50%以上含んだ素材「CirculeX(サーキュレックス)」など環境配慮型の素材および製品の普及をはじめ、資源循環に関連する事業を展開している。

 同社ではこれまで、営業やバックオフィスを含め7部門で事業を推進しており、部門ごとに異なるシステムで顧客情報を管理していた。しかし、社会的な環境問題に対する意識の高まりを背景として主力商品の取引社数が急増したほか、事業の多角化や人員・部門の拡大により、顧客情報の管理が急激に複雑化。同じ顧客に対して複数の担当者が営業活動をするなど、非効率な業務や機会損失が発生するようになったことで、全社的な顧客データベースを構築し営業活動を効率化するため、2021年に「Sansan」を全社導入した。

 その後、レジ・ゴミ袋やクリアファイル、文房具、メニュー表、POPなどの印刷物にLIMEXを使用した製品の販売を強化。2022年にはThe Model型の営業組織づくりを加速するために、マーケティングチームとインサイドセールスチームを新設し、Sansan Data Hubを導入した。

導入後の運用と成果

 TBMでは、名刺をはじめとした人脈情報を「Sansan」に取り込み、Sansan Data Hubの名寄せ機能により正規化。さらに会社情報や部署・役職の情報などをリッチ化してSalesforceのデータと統合するシステムを構築している。「Sansan」およびSansan Data Hubを外部システムと連携することによって、顧客情報の一元管理を実現した。

顧客情報管理にかかる工数を削減

 TBMではこれまで、月平均で1000枚におよぶ営業活動で得た名刺を管理する際、システムへの登録から企業情報の入力、定期的な情報更新をすべて手作業で実施。また、それらの情報をCSVに落とし込み、Salesforceに取り込む作業がほぼ毎日発生していた。「Sansan」およびSansan Data Hubの導入後は、獲得した名刺をスキャンするだけで顧客情報を登録し、自動で付帯情報の付与とSalesforceへの連携ができるようになり、月148時間に相当する工数を削減した。

顧客アプローチを効率化し、新規商談数を昨年比26%増加

 同社ではこれまで、名刺交換の後にアプローチをする際、手作業で付帯情報を入力し、その情報に基づいて優先順位づけを行っていたため、実際にアプローチをするまで数日かかることがあった。「Sansan」上で企業動向をもとにした検索ができるようになり、優先度の高い潜在顧客を瞬時に判断できるようになったことで、翌日には各製品のターゲットとなり得る顧客へアプローチすることが可能になった。さらに、効率的に休眠顧客の掘り起こしができるようになり、新規商談数が1年で26%増加した。

全社横断の顧客データベース構築により、社内コミュニケーションを活性化

 同社は営業DXの取り組みにより、属人的な営業活動から脱却し、「Sansan」で全社横断の顧客データベースを構築。各担当者が持つ人脈情報を会社の資産として蓄積し共有が可能になっただけでなく、「Sansan」上に商談履歴を登録することにより、最新のコンタクト状況を共有できるようになった。とくにマネジメントの観点では、上司が部下の営業活動を「Sansan」に登録された情報で振り返ることができ、案件数の管理や内容のフィードバックをすることで、人材育成や社内コミュニケーションの活性化に貢献している。

TBM 管理本部 情報システムチーム 梁田将史氏のコメント

 当社では、事業の多角化による人手不足の解消や協業先との連携を進める中、Salesforceの利用範囲の拡大やカスタマーサクセスチームの新設などにより、さらなる組織改革を進めています。その中核として顧客データ基盤となるSansanは、全社で業務を効率化し、営業活動の質を向上させるために不可欠なツールです。さらにSansan Data Hubによって付与される主業情報や業績、役職者情報といったリッチ化情報を活用することにより、ターゲティングとアポイントの質の改善を目指していきます。

 サステナビリティ領域のトッププレーヤーを目指す当社は、今後もSansanを活用した営業DXや業務の効率化を推進し、「サステナビリティ革命の実現」に向けて、環境に配慮した素材・製品と資源循環ビジネスを国内外に展開していきます。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
関連リンク
この記事の著者

SalesZine編集部(セールスジンヘンシュウブ)

編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/news/detail/5437 2023/12/19 08:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年7月12日(金)13:00~18:20

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング