クリエイティブサーベイは、同社が提供する「Ask One」が、HubSpot Japanが提供するクラウド型のCRMプラットフォーム「HubSpot」との連携を開始したことを発表した。
Ask Oneは、あらゆる顧客接点における入力インターフェースを統合することで、商談化率・受注率・契約継続率の向上を可能にするサービス。
オフラインの場で交換した名刺情報の即時データ化やヒアリングシート、セミナーの受付、問い合わせフォーム、訪問営業時のCRMへの顧客情報入力、診断やクイズなどのコンテンツフォームなど、さまざまなシチュエーションで活用可能。
また、Ask Oneで収集したデータを各種CRMやMA(マーケティングオートメーション)にリアルタイムかつ柔軟に連携できるように機能の拡充を進めている。
今回、その中でもとくに顧客から要望が多かったHubSpotの連携を実現した。
HubSpot連携によって実現できること
HubSpotとAsk Oneが連携することで、フォームに入力されたメールアドレスが、既存コンタクトと一致すればコンタクトの詳細情報を上書き更新し、一致するコンタクトが存在しない場合は新規コンタクトを登録することができるようになる。
また、既存コンタクトの場合はレコードIDをキーとして更新するコンタクトを指定することも可能なため、既存コンタクト向けにはメールアドレスを取得しないフォームでコンタクトの更新が可能。
これらの機能によって、フォームに入力された情報が即座にHubSpotに連携され、情報が一元管理されるだけでなく、営業開始までのリードタイムを短縮することが可能になる。
また、Ask Oneは契約企業ごとに独自ドメインを適用することができるため、独自ドメインを割り当ててAsk OneにHubSpotのトラッキングコードを埋め込むことで、1st Party Cookieで訪問者の追跡(トラッキング)を行うことができる。
さらに、メールアドレスが不明(匿名)でCookie情報のみで追跡されている匿名コンタクトに対しては、Ask Oneのフォームでメールアドレスを取得しHubSpotに連携することで、訪問者の追跡で取得した過去のページビュー情報とコンタクトを紐づけることも可能になる。
ユースケース
- ユースケース例1:展示会での活用
Ask Oneでは、Sansanの名刺データ化テクノロジーを搭載したフォームとして、名刺に特化した独自のエンジンを搭載している。実際に名刺を交換するような展示会でのヒアリングシートや、セミナーの受付などで利用されている。
今回の連携により、展示会やオフラインの接点の場で取得した名刺情報とヒアリング情報をリアルタイムにHubSpotに連携できるようになり、すみやかにアフターフォローをすることが可能になる。
- ユースケース例2:フォーム回答のCookie紐づけ
Ask Oneでは、入力内容に応じてページを出し分けたり、デザイン性の高いインタラクティブなフォーム機能を活用することで、問い合わせフォーム、診断やクイズなどインタラクティブなフォームやコンテンツを構築することができる。
取得した回答者の情報は、訪問者の追跡を行うことでアクセス状況を把握できるだけでなく、Ask Oneに入力されたメールアドレスをHubSpotに連携することで、訪問者の追跡で取得した過去のページビュー情報とコンタクトを紐づけることも可能になる。