営業DXソリューション「FORCAS(フォーカス)」は、ターゲット企業の抱えている可能性のある課題をAIで生成し表示する「AI企業課題サジェスト機能」の対象企業に、2023年11月17日より約2万社の非上場企業を追加した。この機能はAzure OpenAI Service上のGPT-4を活用して実現したものとなる。

FORCASの「AI企業課題サジェスト」機能は、ターゲット企業が抱えている可能性のある課題をFORCASの保有する企業情報から生成AIにて生成し、営業・情報システム・人事の3部署の部長観点で表示する機能。7月の上場企業版リリース以来、企業の営業やインサイドセールスなどに活用され、リサーチ効率化に寄与している。
今回のアップデートでは、AI企業サジェストの表示対象に売上50億円以上の非上場企業約2万社を追加した。


今回のアップデートのポイント
- FORCASが持つオリジナルの業界情報および豊富な企業情報を、LLMと組み合わせ、主要非上場企業約2万社が抱えている可能性のある課題を具体的に提案
- アプローチに即座に活用できるよう、上場企業版と同様に営業部長・情報システム部長・人事部長といったペルソナ別に課題を表示
アップデートの背景
上場企業に比べ、公開情報が限られる非上場企業への提案の事前調査や仮説構築は、業界知識やウェブサイトの情報を読み解く力が必要とされる。難易度が高いことから「解決策はないか」と顧客から相談があった。
FORCASではこの課題を解決するため、自社アナリストが執筆した最新の400種類以上の業界レポート、FORCASの豊富な企業情報を活用。より高精度な結果を期待できる「GPT-4」と保有データを組みあわせ試行錯誤を重ね、上場企業と近い水準で、非上場企業の推定課題を表示することが可能となった。プロンプトアーティストとして知られる林駿甫氏がアドバイザーとして協力し、品質向上を実現している。
本機能のリリースは、FORCASを提供するユーザベースが取り組む「ChatGPT・GPT-4活用推進プロジェクト」の一環で実現した。
FORCASについて
FORCASは、受注しやすいターゲット顧客を可視化し、営業やマーケティング活動を効率化し売上向上に寄与する営業DXソリューション。150万社の企業データベースに基づいて顧客の傾向を自動で分析し、ターゲット企業リストを作成。顧客企業の情報や経営課題を短時間でリサーチし、営業準備を効率化・型化して提案力を高める。Salesforceとの連携でさらに力を発揮する。