immedioは、商談獲得自動化サービス「immedio」の新機能として、名刺OCR機能付きフォーム「immedio Forms」の提供を開始した。アンケート作成機能、名刺OCR、immedioの商談割当機能を組み合わせることで、展示会の名刺やウェビナーのアンケートから商談を獲得することを可能にする。
immedioは、ウェブフォームの情報をもとに最適な商談担当を判断し、Thanksページでの日程調整を可能にする商談獲得自動化サービス。2022年9月のローンチ以降、ウェブマーケティングに取り組むB2B企業を中心に採用が進んできた。
B2Bマーケティングでは、オフラインセミナーと合わせてオフライン施策の重要度が高まっている。なかでも展示会では、1回で大量の名刺が獲得できる一方、次のような課題が生じている。
- 獲得した名刺のデータ化に工数と時間がかかり、来場者へのフォローアップのタイミングが遅くなってしまう
- ブースで会話した内容が名刺裏の手書きメモ等にしか記録されておらず、CRMに文字データとして収納されない
- フォローアップが遅く、情報が営業に伝達されないことにより、商談化率が低くなる傾向にある
このような背景からimmedioは、B2Bマーケティング全体における商談化率向上を支援するため、展示会名刺やアンケートからの商談化率を最大化するimmedio Formsを開発した。
プロダクト概要
immedio Formsは、商談獲得自動化サービスimmedioと連携可能な名刺OCR機能付きフォーム。フリーテキスト・ラジオボタン・チェックボックスなどを組み合わせてアンケートを作成することが可能で、氏名やメールアドレス等の取り込みでは名刺OCR機能を活用できる。また、名刺の裏面やメモ書きを写真としてデータベースに取り込むことも可能。
immedioの商談割当機能を組み込むことで、名刺情報から取得した企業所在地、ドメインやアンケートから取得した企業属性(従業員規模、業種等)、顧客属性(役職、職種、購買意向等)などから、最適な商談担当を自動で判定し、フォーム送信の直後に商談を獲得できる。さらに企業情報リッチ化サービスとも連携できるため、社名情報から法人番号や売上高を自動で取得して、判定条件に組み込むこともできる。
immedio Formsで取得されたデータはリアルタイムでデータベースに取り込まれ、管理画面にてフィルターやソートを使って確認したり、編集したりすることが可能。CSV出力やコピー機能を使うことで、スプレッドシートへの転記やCRMへの取り込みもできる。Zapier連携機能により、リアルタイムでチャットツール、マーケティングオートメーション等に展開してフォローアップを実施できる。
利用シーン(例)
1.展示会
展示会用に作成したフォームは、二次元コード化して会場のスマートフォンやタブレットから読み込める。ブースの来訪者にヒアリングした結果は、その場でタブレットへ入力が可能。翌日以降の商談実施に同意をもらえた場合、フォーム送信と同時に自動で候補日程を呼び出して商談を確定する。次の画面で顧客の印象や温度感を記載し、営業への引き継ぎも自動化。商談が確定できなかった顧客の情報も、Zapierでチャットやマーケティングオートメーションに連携し、メールや電話でフォローできる。
2.セミナー・ウェビナー
ウェビナーのアンケートをimmedio Formsで作成し、URLまたは二次元コードで聴講者に展開。アンケート内で自社サービスの検討に興味を示した参加者や、ウェビナーに高い満足度を示した参加者に対して、送信完了画面で個別相談の打診を行う。商談が獲得できた場合、商談の詳細はimmedio側の機能でチャットツールやCRMに展開し、インサイドセールスは商談が獲得できていない顧客を優先してフォローできる。