マツリカは、提供するクラウド営業支援ツール「Mazrica Sales(旧Senses)」が一正蒲鉾社に導入されたことを発表した。
導入の背景
一正蒲鉾社では、デジタル技術の活用によって企業の変革を推進するため、2021年6月に「DX推進部」を設置。各部署と連動した取り組みをスタートした。
Mazrica Salesの導入以前、一正蒲鉾社では各部署の目的や困りごとに対して個別にシステムを内製しており、営業領域では、商談日報のシステム以外にも営業関連の多数のシステムが存在。情報入力や情報集約のための報告書資料の作成など、営業活動の効率化・高度化に向けて、煩雑な情報共有の仕組みに課題を抱えていた。
業務負荷が大きく非効率な情報管理体制を改善し、部署の垣根を超えてデータを活かしたPDCAサイクルが回せる状態を実現するため、内製によるシステム運用から外部ツールやパッケージを活用した運用へ変更することを決定した。
導入の決め手
商談日報以外の現行システムと併用するため、「シンプルでわかりやすく汎用的であること」を要件としてツール選定を開始。携帯からの入力をはじめとする営業の業務負担を軽減できる機能やカンバン方式の案件ボードなど、求められる作業がシンプルなことを評価してMazrica Salesを導入した。「商談の進捗管理、成功事例の水平展開を行うためのツールである」と社内に訴求しやすいことも決め手となった。
導入後の変化と今後の期待
導入からの半年間で、既存顧客への営業活動における商品の採用率が約2倍に伸長。案件の進捗や失注リスクをリアルタイムで共有することで素早くPDCAサイクルを回せる状態をつくれたこと、商談の提案資料の共有など全国の営業所間でコミュニケーションやナレッジ共有の動きが生まれたことが要因となった。
今後、商談日報以外のシステムの置き換えと、営業領域に限らず全社への情報共有の推進を目指す。また、タイムリーな営業情報の集約による的確な資材発注や、顧客の声を反映した商品開発の実現も期待している。