データ駆動型経営の実現に向けたコンサルティングを提供するLiberty Nationは、データ活用の最大の障壁である属人管理のデータ・未整備なシステムのデータにおける可視化・標準化・重要性評価を支援する「データ標準化ラボ」の提供を開始した。
対象としている企業課題
- データ整備が必要であることはわかりつつも、手戻りのない適切な整備方法が不明。
- 横断的なシステムデータ基盤の構築を考えているが、各システムユーザーの個別事情をもとに構築されたデータベースが多く、整理する範囲が膨大。
- データ活用フェーズに進んだものの、データ整理・前処理に割く工数が多く、有益な活用に至らない。
対象としているデータ
1)業務システムの大規模データ
課題として、DWH(データウェアハウス)などが導入されていても、異なるシステム間のデータを横断的に利用することを想定したデータ構造になっておらず、欲しい情報を探し出すのに時間を要しているという点が挙げられる。また、未入力・誤入力・測定異常・名寄せなどにおいてデータがそのまま扱えない状態であり、加工作業が必要という課題も存在している。
2)属人データ
運用上は重要であるものの、上記から除外されており活用できていないデータ。
属人管理される傾向があるデータの例
- 営業部門:営業販売見込・営業折衝禄・顧客の個別詳細情報
- マーケティング部門:販促効果見込・キャンペーン施策詳細
- 研究開発部門:設計書・設計詳細・画像/動画・研究実験結果・研究実験の条件データ
本サービスの特徴
1)数百の実績にもとづく適切なデータ要件の定義
データの可視化や重要性評価にもとづき、過去のデータ活用経験から適切なデータ要件を提案する。
2)国際的なデータ品質基準を提供
国際的なデータマネジメント体系であるDMBOK(Data Management Body Of Knowledge)に準拠したデータ品質を担保。多数の自動化ツールの使用と専任体制の構築を実現。
3)大規模データだけでなく、表構造以外の画像や設計文書なども対象
Excelなどで管理している小規模属人データのみでなく、数GB以上の大規模データや画像、設計文書、化学構造式などの異種データも支援対象としている。