Anaplan Japan(以下、Anaplan)と、エヌ・ティ・ティ・データ(以下、NTTデータ)は、顧客の持続可能なサプライチェーンの実現に寄与することを目的とし、マルチエンタープライズコラボレーション領域における提携を強化する。
これにより、共同での新たなサービスの開発およびそれにともなう人材育成やマーケティング面でのシナジー創出を目指す。当該領域は、多くの企業において課題とされる外部環境変化への迅速な対応を目的としており、製造業を中心とした企業間や拠点間をまたぐ大規模なサプライチェーンにおいて、関係者の持つ各種情報を可視化・共有し最適な事業の遂行をめざすもの。
提携強化の背景
複雑化・多様化するサプライチェーンにおいて、自社だけではなく、サプライヤーなど社外のステークホルダーとも連携しながら、E2E(上流~下流)での情報を可視化し、必要なタイミングで必要な人が適切な情報を得ることが重要になっている。
一方、これまでは、企業間・拠点間をまたいだ生産計画や納品計画などの情報は各担当者が手作業で入力し、連携するアナログな作業が主流だった。このため、情報収集・集計に多大な時間とコストを要していた。また、属人的であったため、ミスの発生により多くの手戻りが発生するケースもあり、急な変更に対する意思決定の遅れや正確性の低下も招いていた。
本提携について
Anaplanが提供する予算策定、需給調整等の計画・実績管理を支援するプラットフォーム「Anaplan」と、NTTデータが提供する企業間や業務プロセス間での情報活用を推進するプラットフォーム「iQuattro」を連携。
具体的には、当該領域において必要となる、入力データの確認や前処理、参照時のデータアクセス制御や開示範囲の設定などの機能を、iQuattroのデータ処理・連携機能を活用することで実現。これにより、データの正確性と頻度・精度を向上させ、Anaplanが持つ柔軟性を担保したうえで、よりスピーディーかつセキュアなサービス提供を可能とする。