グロービスが提供するビジネスナレッジの定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」は、20~34歳の若手社会人を対象に「キャリア観に関する実態調査」を実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査期間:2022年10月21日~2022年10月24日
- 調査対象:20歳~34歳の有職者(会社員・団体職員など)
※パート・アルバイトは除く- 回答人数:750名
- 調査エリア:宮城・東京・愛知・大阪・福岡
- 調査方法:インターネットによるアンケート
調査結果
社会人1年目に入社した際、入社前と比べてギャップを感じたかたずねた。その結果、61.5%が「ギャップを感じた」と回答した。
社会人1年目に入社した際、具体的にギャップを感じた事柄をたずねた。「業務内容」(49.7%)がもっとも多く、「働き方」(45.6%)、「人間関係」(35.1%)と続いた。
入社後、ギャップを感じた事柄は現在どのように変化したかたずねた。「諦めた」(34.5%)がもっとも多く、「自身で解決した」(20.8%)、「継続して不満・課題感を持っている」(17.6%)と続いた。
現在のキャリアに満足しているかたずねたところ、52.1%が「満足していない」と回答した。
「現在のキャリアに満足している」と答えた人、「現在のキャリアに満足していない」と答えた人それぞれに、ギャップを解消するために行ったことをたずねた。その結果、「会社・業務についての理解を深めるように努めた」「仕事上の人間関係を良好にすることに努めた」「視野を広げるための情報収集を行った」などの項目において、「現在のキャリアに満足している」と答えた人の割合が「現在のキャリアに満足していない」と答えた人の割合を上回った。
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「会社・業務についての理解を深めるように努めた」
現在のキャリアに満足している:37.1%
現在のキャリアに満足していない:27.9% -
「仕事上の人間関係を良好にすることに努めた」
現在のキャリアに満足している:31.2%
現在のキャリアに満足していない:23.8% -
「視野を広げるための情報収集を行った」
現在のキャリアに満足している:29.4%
現在のキャリアに満足していない:17.1%
現在の仕事に対するスタンスをたずねたところ、52.1%が「決められた必要最低限の業務しか行いたくない」と回答した。
現在の仕事に対するスタンスについて、入社後ギャップを解消するために自発的に行動をした人(51.0%)よりも、しなかった人(64.7%)のほうが「決められた必要最低限の業務しか行いたくない」という傾向が強く見られた。
今後のキャリアプランを持っているかたずねたところ、53.6%が「持っていない」と回答した。
今後のキャリアプランを持っていない、どちらかと言うと持っていないと答えた人に、キャリアプランを持っていない・持てない理由をたずねた。「やりたいことがないから」(33.1%)がもっとも多く、「モチベーションが上がらないから」(28.9%)が続いた。
今後のキャリアプランを持っていない、どちらかと言うと持っていないと答えた人に、キャリアプランを持つために何をすればよいか分かっているかたずねた。その結果、90.8%が「分かっていない」と回答した。
キャリアプランを持っていると答えた人に対して、キャリアプラン実現のために行っていることをたずねた。「専門的な知識・スキルを学ぶ(特定の業界知識の獲得、特定ツールの習得など)」(32.8%)がもっとも多く、「人的ネットワークを広げる」(30.7%)が続いた。
自身の将来のキャリアに期待を持っているかたずねたところ、40.1%が「持っている」、59.8%が「持っていない」と回答した。
将来のキャリアに期待を持っている/持っていない理由をたずねた。期待を持っている人は「自分の成長を実感しているから」(39.5%)がもっとも多く、「やりたいこと・目標があるから」(37.9%)が続いた。一方、期待を持っていない人では「やりたいこと・目標がないから」(36.1%)がもっとも多く、「これまでに成長をあまり実感していないから」(16.9%)が続いた。
将来のキャリアに期待を持っているか、キャリアプランを持っている人/持っていない人で比較した。その結果、キャリアプランを持っている人の72.4%が「将来のキャリアに期待を持っている」と回答。一方、キャリアプランを持っていない人の87.8%が「将来のキャリアに期待を持っていない」と回答した。