Visionalグループのビズリーチが運営する転職サイト「ビズリーチ」は、年収750万円以上のビズリーチ会員を対象に「副業・兼業に関するアンケート」を実施。その結果を発表した。
- 調査概要:副業・兼業に対する意欲に関するアンケート
- 調査対象:ビズリーチ会員 調査期間:2022年9月26日~2022年10月2日
- 年収750万円以上の会員における有効回答数:489
※各比率において、項目によっては端数処理の関係で合計が100%にならない場合がある。
調査結果
現在副業・兼業をしているか、もしくは、今後始めたいと思うかたずねた。その結果、年収750万円以上のビジネスパーソンのうち17.6%が「現在、副業・兼業を行っている」と回答した。また、58.9%が「現在は副業・兼業を行っていないが、今後始めたい」と回答。すでに行っている人と合わせて計76.5%のビジネスパーソンが副業・兼業に興味を持っていることが分かった。年代別では30代でもっとも意欲が高く、次いで40代が続いた。
副業・兼業を行っているまたは今後始めたい人を対象に、直近1年で副業・兼業への興味・関心に変化はあるかたずねた。その結果、43.5%が「興味・関心が高くなった」と回答した。
副業・兼業に対する興味・関心に変化があった理由
- 現職の将来に不安があるため(メディカル、医療営業)
- 先の人生を考えるようになった(建設、経営)
- 社会情勢の不安定化、経済環境の激変への対応(メーカー、経営)
- 社会を取り巻く労働環境の変化。コロナ禍による影響(運輸・交通、営業)
- 特定の会社に依存しない自立がより求められる社会になると考えているため(コンサルティング、CFO)
- 年齢とともに年収の減少が想定されるなかで、副業の重要性を感じる場面が多くなった(不動産、マーケティング)
- 本業の収入の頭打ち(IT・インターネット、経営)
- 将来への不安(メーカー、営業)
- 現在の業務だけでは自身が成長できないと感じたため(金融、金融事務)
- 年齢を重ねたときにやりたい仕事を見つけるためにいろいろと経験してみたいと思ったから(コンサルティング、管理)
- 副業解禁の動き(素材、研究開発)
現在副業・兼業を行っている、または始めたい理由をたずねた。「新たな経験やスキルを得て、仕事の幅を広げたいから」がもっとも多く(38.7%)、「自身のこれまでの経験やスキルを試してみたいから」(37.2%)、「企業に依存しないキャリアを築きたいから」(32.9%)が続いた。
副業・兼業の「仕事内容」と「報酬」に対する考えをたずねた。48.4%が「仕事内容も報酬も同程度重要」、42.2%が「報酬よりも仕事内容を重視」と回答した。