Sansanは、同社が運営する営業DXサービス「Sansan」の「リスクチェック powered by Refinitiv/KYCC(以下、リスクチェック)」機能について、契約件数1,000件を突破したことを発表した。
2020年4月に提供を開始したリスクチェック機能は、顧客情報から取引リスクを自動で検知し、全社のリスクマネジメント強化に貢献する機能。経営におけるリスクマネジメントの重要性の高まりにより、リスクマネジメント強化に取り組む経営層での利用が進んでいる。
また2022年8月には、接点のない企業もキーワード検索によってリスクチェックできる「リスクサーチ機能」を追加した。これにより、株主や従業員等の詳細チェックや問い合わせ先のチェックなど、法務・総務部門における利用が拡大。このような経緯から、今回、契約件数1,000件を突破した。
Sansan Sansan Unit プロダクトマーケティングマネジャー 西村 仁氏のコメント
リスクマネジメントの最新潮流としては、拡大するESG投資、サステナビリティ投資への対応であり、とくにグローバルに展開する企業の関心は高く、経営企画部門からの相談を受けることが増えています。企業が社会課題の解決と企業収益の向上を両立するには、リスクマネジメントの高度化が今後さらに求められると考えられます。
一方、リスクマネジメントの実務を人手で対応しようとする傾向はいまだ根強いのが現状です。リスクマネジメントが次の局面を迎える中、脱人依存で持続的にリスク管理ができる体制の構築が急務と言えます。そのような中、従来手動で行っていたリスク検索にかかる時間を年間で約9割削減し、リスクチェックを担当する管理部門の業務効率化で高い成果を上げた事例も出てきています。加えてオンライン名刺の利用を徹底することで、新しい取引先と接点ができた時点でリスクチェックが可能な体制を構築し営業スピードの向上も実現しています。正確性に加え、安全性が担保された接点データベースに基づき営業活動が可能になる、リスクチェック機能の特徴を最大限活用した結果だと捉えています。
営業活動の守りのDXと言えるリスクチェック機能の活用により、企業を取り巻くリスクを排除し、企業の営業力強化を今後も支援してまいります。