CXOレターの作成/発送代行サービス「letable」を運営するletableは、「CXOレターの外見(宛名の書き方や封筒のデザイン、切手の貼り付け方)」に関する調査を実施。その結果を発表した。
調査概要
用語の定義
- リスト:手紙を送付する企業の一覧および当該企業に関する情報(住所や送付先担当者の役職/氏名)
- 送付数:リストに対して送付した手紙の数
- アクション数:送付する手紙に掲載したQRコードが読み取られた数
- アクション率:送付数に対するアクション数の割合
- 検証項目:本研究において取り扱うCXOレターの外見要素
- 検証内容:検証項目における比較要素(検証項目が「宛名」であれば、手書きか印刷か等)
取り扱い商材
CXOレターの作成/発送代行サービス「letable」
調査のサンプル
次のとおり条件を設定し、サンプルを収集する。
- リストは、検証項目ごとに業界/事業内容を統一し、検証内容ごとに規模(従業員数)が同じ比率になるよう調整する
- 検証内容ごとの送付数は、500通とする
- 手紙送付後のフォローアプローチ(コール等)は実施しない
- アクション数は、手紙送付14日後を締め日とする
- アクション数を計測するQRコードの遷移先は、個人情報の入力なしで閲覧できる「letable」の説明資料
検証方法
- 有意性の検定には、カイ二乗検定を使用
- 有意水準は0.05とする
※各検証においてp値(有意確率)が0.05未満の場合のみ、その検証が統計的に信頼できるものと結論付ける。
調査結果
宛名書き
- 実測値として、宛名を手書きした封筒がアクション率4.8p%ともっとも高い
- p値は0.04であり、5%有意水準において宛名を手書きしたCXOレターの有効性が検証された
封筒サイズ
- 実測値として、長3封筒がアクション率3.6%と高いが、長4封筒のアクション率3.4%と大差は生じない
- p値は0.86であり、封筒サイズによる有効性は検証されなかった
封筒デザイン
- 実測値として、横書き黄色の封筒がアクション率5.4%ともっとも高い
- p値は0.73であり、封筒デザインによる有効性は検証されなかった
切手
- 実測値として、切手を手貼りした封筒がアクション率3.8%ともっとも高い
- p値は0.03であり、5%有意水準において切手を手貼りしたCXOレターの有効性が検証された