学情は、企業・団体の人事担当者を対象に「内定式」に関するインターネットアンケートを実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査期間:2022年9月7日~9月8日
- 調査機関:学情
- 調査対象:企業・団体の人事担当者
- 有効回答数:211件
- 調査方法:ウェブ上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある。
調査結果
2023年4月入社の「内定式」の実施形式をたずねた。「リアルで実施(コロナ前と同規模)」(30.6%)がもっとも多く、「リアルで実施(規模を縮小)」(25.9%)、「リアルで実施し、一部学生はオンラインで参加」(6.7%)と合算した63.2%の企業が「内定式」をリアルで実施することが明らかになった。内定式をリアルで実施する企業は、昨年(34.5%)の2倍となる。一方、「オンライン」で実施する企業は17.6%となった。
「リアルで実施(コロナ前と同規模)」と回答した企業の声
- 職場見学や社員との交流など、リアルで実施する意味があるコンテンツを用意している
- オフィス周辺でランチをするなど、入社後をイメージできるようにしたい
- 2023年卒の採用活動では、リアルでコミュニケーションを図ることを重視してきた
- ここ数年はオンラインで実施することもあったが、同期同士のつながりが生まれにくい。内定者同士で交流する時間を持ってもらいたい
- オンラインでの実施だと1人ひとりとコミュニケーションを取りにくいので、対面で実施する
「リアルで実施(規模を縮小)」と回答した企業の声
- 選考はオンラインでの実施が大半だったので、内定式では直接会う機会を設けたい
- 1人ひとり渡していた内定通知書は、事前に机上に配布するなど、開催時間を短縮する工夫をして実施する
- 懇親会は食事ではなく軽食にするなど、感染症対策と交流の機会の確保を両立できるようにしている
「リアルで実施し、一部学生はオンラインで参加」と回答した企業の声
- 地方在住など、本人から申し出があった学生はオンラインでの参加も可としている
- 入社後は、出社かテレワークかを自身で選択することになるので、自身で参加方法を「選択」して欲しい
- 濃厚接触者で自宅待機となっている学生も参加できるように、オンラインでの参加も可能な準備をしている
「オンラインでの実施」と回答した企業の声
- 海外や地方拠点で勤務する社員も参加するなど、オンラインだからこそ実施できるコンテンツを用意している
- バーチャル空間で実施し、参加人数など規模感を実感できるようにしている
2023年4月入社の「入社式・新入社員研修」の実施形式をたずねた。「リアルで実施(コロナ前と同規模)」(50.3%)がもっとも多く、「リアルで実施(規模を縮小)」(24.4%)と合わせると74.7%の企業がリアルでの実施を予定していることが明らかになった。