Workatoは、第2回「W*rk Automation Index ~業務自動化の動向調査結果」の2022年度日本語版において、7部門以上で自動化を推進している組織の数は2019年から約3倍に増加したことを発表した。
同レポートでは、使用されているワークフロー、および部門や機能の枠を超えて自動化が果たす役割を明らかにすることを目的として、自動化を活用している中規模企業からエンタープライズ企業のWorkatoユーザー企業900社から収集した匿名データを分析。対象となった企業で2021年2月から2022年1月までに作成されたすべてのオートメーションワークフローを調査するとともに、2020年2月から2021年1月までの期間と比較して、前年比の傾向を分析した。
2022年版レポートの主な調査結果
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IT部門以外で自動化する部門が増加
7部門以上で自動化を推進している組織が2019年から約3倍に増加。自動化システムの23%は、ビジネスオペレーションに携わる技術部門以外のユーザーによって構築されており、ビジネス・IT両部門の人員の中でもっとも高い数値となった。
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財務/経理がもっとも自動化された部門に
財務/経理部門は、IT部門を初めて上回り、全オートメーションプロセスの26%を占めた。昨年に続き、O2C(Order-to-Cash、受注から入金)が自動化されたプロセスの上位にランクイン。またR2R(Record-to-Report、記帳から報告)の自動化も290%増加した。
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人事オートメーションは引き続き重視。採用の自動化は316%の伸び
優秀な人材の獲得競争が続き、「場所に縛られない働き方(Work From Anywhere)」が当たり前になるにつれ、人事チームは自動化を利用した早い段階からの従業員エクスペリエンス向上を図っている。
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自動化の利用が1,518%ともっとも伸びたのはホスピタリティ業界
ロックダウンや旅行制限による苦境から回復の兆しを見せているホスピタリティ業界において、プロセスの効率化を支援するオートメーションツールへの理解が増した。
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ITによるビジネス戦略的価値の創出
企業は、よりデータドリブンになること、そしてデータを使ってリアルタイムの意思決定することを目指している。DataOpsは、過去1年間に自動化の取り組みが3倍増加したトップ部門のひとつ。
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APJ(日本およびアジア・太平洋諸国)および、EMEA(ヨーロッパ、中東、およびアフリカ諸国)の地域でオートメーションの活用が進む
EMEAでは、インサイトやアナリティクスなどのプロセスのオートメーションが進み、過去1年間で403%の伸びを記録するほか、R2Rなどの財務プロセスやITオペレーションも伸びた。APJでは財務のオートメーションに焦点が当てられており、過去1年間でR2Rが569%、P2P(Procure-to-Pay、調達から支払い)が514%増加した。