日本IBMは、Slack Technologies(以下、Slack)とのサービスパートナー契約を2021年6月11日に締結したことを明らかにした。日本IBMの持つさまざまな業界におけるスキルや知見を生かすことによるコラボレーションや業務プロセスの深化を目指し、両社は企業のDXにおける組織変革力・新しい働き方導入の加速を支援する。
「新しい働き方」への変革が喫緊の課題となる中、在宅勤務の推奨だけではなく、多様な人材に活躍の場を広げる柔軟な働き方としてリモートワークを積極的に推進する企業が増えている。コミュニケーションの活性化を通じてチームの組織力・組織変革力を高め、業務プロセスに合わせて情報活用や効率化を支援するIT環境を構築し、組織としてのアジリティーを獲得していくことが企業競争力の鍵となっている。
IBMはグローバルで従業員がSlackを活用し、日本IBMにおいてもSlackをコミュニケーション変革や生産性向上の取り組みとして活用している。システム運用プロセスにSlackを組み込み、障害アラートをSlackチャンネルへ連携することで速やかな対応につなげたり、Slack上でボットを使って交換部品の在庫確認やオーダーをチャット形式で実行できるようにするなど、幅広い業務システムとの連携も進められている。