ブイキューブは、イベントDX事業を展開するアメリカ資本のXyvidを買収し、子会社化することを決定した。
新型コロナウイルス感染拡大により、あらゆるコミュニケーションのオンライン化が進み、イベントやセミナーなどのライブ配信へのニーズも高まりを見せている。同社は「SaaS+Service」というコンセプトの元で「V-CUBE セミナー」や「EventIn」を中心としたSaaSサービスの強化と、5月1日にオープンしたPLATINUM STUDIOや、配信サポートを行うプロフェッショナルサービスなど、規模の拡大と内容の充実が図られている。これにより、2020年の開催実績は約4,700回で26億円、2021年は11,000回、55億円の売上が見込まれており、中長期では350億円の事業規模への拡大が目標に掲げられている。
同社と同様に「SaaS+Service」モデルでイベントDX事業を展開しており、フォーチュン500企業を中心に導入が進められているXyvid。事業収益はすでに黒字化し高い成長を実現している一方、導入済みのグローバル企業からアメリカだけでなく、ヨーロッパ、アジアにある子会社向けにも同様のライブ配信サービス提供を期待する声が高まっていた。こうした背景を受けて、日本やアジアにおいて大きなシェア・規模を持つブイキューブグループの一員になることで、双方が持つ強みを最大化し、事業シナジーが期待できることから、今回の買収に至った。