アクセンチュアは、インサイドセールスの支援サービス強化に向けて、テクノロジーを活用した非接触型の営業活動や新規案件創出サービスを展開するN3を買収することを発表した。本買収を通じて、N3が擁する約2,200人の従業員を世界各国の拠点に迎え入れ、AIや機械学習に関する知見やソリューションのさらなる拡充を図る。アクセンチュアは、業務の自動化やインテリジェント化を推進するプラットフォーム「SynOps」とN3の有する知見を掛け合わせ、無数の顧客接点から、売上販路拡大に向けた提案・支援の効率化を目指す。
アクセンチュアのオペレーションズ担当グループ・チーフ・エグゼクティブであるマニッシュ・シャルマ氏は次のように述べる。
「BtoB領域のバイヤーは、複雑さをともなうサービスを購入する際であっても、消費者としてAmazonを利用する際と同等の使い勝手を期待しており、新型コロナウイルス感染症の拡大によってこうした期待は高まる一方です。N3の魅力は、お客様が営業に関する障壁を取り払い、最終顧客がより良い購買決定を行えるよう、各分野に精通した営業の専門家とテクノロジーが最適な形で協働していることにあります」
また、N3の創設者で最高経営責任者のジェフ・ラウエ氏は、次のように述べる。
「当社がアクセンチュアに加わる決断を下した理由は、人材の育成、サービス提供能力の強化、自社の強みや価値の補完といった観点で、さらなる成長の機会を創出できることにあります。アクセンチュアの一員として、差別化をもたらすデータ主導型のアプローチを通じ、お客様が注力すべき営業活動に専念して、持続可能な成長を実現できるよう尽力してまいります」