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HubSpotが2021年以降の自社の働き方3モデルを発表 成果最大化しキャリア構築できる環境構築へ

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 マーケティング、営業、カスタマーサービスのための統合ソフトウェアを提供するHubSpot Japanは、自社従業員の働き方として「テレワークとオフィス出社のハイブリッドモデル」を掲げ、HubSpotの従業員および採用候補者が自分に適した働き方を主体的に選択し、働く場所にかかわらず最大の成果を上げてキャリアアップしていくための環境整備を推進していくことを発表した。

 同社が全世界の自社従業員に対して行ったアンケートでは、3分の2の従業員がテレワークする頻度をCOVID-19以前より増やそうと考えていること、そしてCOVID-19以前からフルタイムでテレワークを実施していた10%の従業員に加え、新たにHubSpot従業員の16%が完全テレワークへの移行を検討していることが判明。また、働き方の変更を検討しているのは既存の従業員だけではなく、HubSpotの未来の従業員となる採用候補者も同様となっている。米国でLinkedInに掲載されたテレワーク可の求人数は、2020年3月第1週から4月最終週までの間に約91%増加。同社もこの社会の変化に適応し、勤務地をオフィスに限らないポジションを公開することで才能ある採用候補者との接点を増やしたい考えだという。

「テレワークとオフィス出社のハイブリッドモデル」の設置と具体的な取り組み

 同社は従来から従業員のテレワークを積極的に支援してきたが、今後各自がより主体的に働き方を選択し業務遂行に必要な支援を受けられるよう、今後の同社での働き方を明確に「テレワークとオフィス出社のハイブリッドモデル(Hybrid remote-office model)」と名付けた。同モデルのもと、2021年1月よりHubSpotの従業員は次の3つの働き方の中から自身にもっとも適するものを選択することができるとのこと。

@office(オフィスでの勤務)

 週に3日以上同社オフィスへ出社する働き方。オフィスで専用のデスクが付与される。必要な場合はラップトップを自宅に持ち帰ることができるが、自宅でのテレワーク環境整備に対する会社からの支援は行われない。

@flex(フレックスでの勤務)

 同社オフィスでの勤務を週に2日以下とする働き方。オフィスに固定デスクは設けられず、出社日にはあらかじめ担当チームが割り当てるフリーデスクを使用する。会社は自宅などでのテレワーク環境整備を支援する。

@home(自宅での勤務)

 ほとんどの時間、自宅やシェアオフィスなど会社に承認された場所からテレワークする働き方。会社は自宅などでのテレワーク環境整備を支援する。

 従業員は年に一度、自身の働き方を3つの選択肢から選び直すことが可能。2021年1月以降に同社に入社する採用内定者には、自身に適した働き方を入社前に選んでもらう。また求人情報を公開する際、「@office」が必須となる職種ではその旨を募集要項に明記する。

 さらに従業員がどの働き方を選んでも疎外感を感じず快適に仕事に集中できるよう、同社では次の5つに取り組むという。

働き方と勤務地にかかわらず福利厚生や特典を受け取れる仕組みづくり

 2021年と2022年、従業員が物理的にオフィスへ出社しなくとも会社からの福利厚生や特典を享受できる仕組みを導入する。

リーダーに期待される役割の再定義と研修実施

 今後同社においての優れたリーダーシップとは、お互いがテレワークの環境にあっても高い成果を上げられる組織を作り育てることを意味する。管理職やリーダーは心理的安全性、多様性を受け入れ活かす採用活動などに関する研修や会社からの細やかなサポートをオンラインで受けることができる。

テレワーク採用ポジションを増やす

 2021年に全世界で募集する採用ポジションの70%を@flexや@homeの働き方でも従事できるものとする予定。

公正で透明性の高い採用プロセス

 採用活動全体がテレワーク勤務者の環境を考慮したものになるよう、採用候補者に対して事前にオンライン面接への準備リソースを提供するなどのプロセス整備を進める。

「リモートファースト」の新入社員研修

 同社では、新入社員研修は2020年の早い段階で完全にオンラインでの実施に移行。今後新入社員がテレワークを起因とする障害やストレスを感じずに入社初日から高いアウトプットに向けて研修に取り組めるよう、研修プログラム全体を見直していく。また、物理的な勤務場所にかかわらず同僚に「会い」、関係を築き、同社のビジョンとミッションを共有しながら業務に取り組んでいけるよう、研修プログラムを改善する。

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https://saleszine.jp/news/detail/1802 2020/08/27 08:00

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