企業間取引を支援するEDI/FAX統合サーバー「Biware EDI Station 2」のオプション機能として、Web-EDIの受注業務を、RPAの技術で自動化する新機能「Biware EDI Station Auto Web オプション」を販売開始。食品業界、家電業界、電子機器業界などの卸売・メーカー企業を対象に販売し、発売後1年で100セット以上の売上を見込む。
専用環境を必要とせず、ウェブブラウザを通じて手軽に取引が可能なWeb-EDIは、1990年代後半より急速に普及。さらに2024年に迫った固定電話網からIP網への切り替えによって、INSネットを含む固定電話網をインフラとしたEDI取引は、インターネットをインフラとするEDI取引へ移行することが各業界で推奨/検討されている。
一方で、Web-EDIは発注企業ごとに専用システムが構築され、受注企業はウェブブラウザを通じて取引先のシステムを利用する形態。複数の取引先との受注業務をWeb-EDIで行う企業にとっては、専用システムへのログインや取引ファイルのアップロード/ダウンロードなど、人手を介した業務を取引先ごとに何度も繰り返す必要がある。
今回新たに提供する「Auto Webオプション」は、このようなWeb-EDIにおける"人手を介した受注業務"をロボット操作によりすべて自動化。各種通信手順によるEDI取引については、「EDI Station 2」の標準機能であるワークフロー作成機能を利用して受注業務を自動化することが可能。「EDI Station 2」と今回の「Auto Webオプション」を併用することで、通信手順によるEDIからWeb-EDIまで、受注業務におけるあらゆるEDI処理を自動化できる。
Web-EDI取引の自動化により、手作業による入力ミスの回避、ロボット操作による取引業務の時間短縮と人件費の削減など、さまざまな観点から受注業務の生産性向上に貢献する。