キッズプレートは、Zoomなどのオンラインミーティングの画面上にユーザーが「スタンプ」を表示させることができるカメラソフトウェア「NICE CAMERA」を開発。今年8月の製品版提供に向け、事前受付を開始した。
NICE CAMERAはユーザーがイラストやアニメーションを使って意思・感情を表現できる「スタンプ機能」を搭載した仮想カメラソフトウェア。仮想カメラ機能をサポートしているオンラインミーティングツールであれば、Zoomに限らずさまざまなツールで同ソリューションを利用することができる。
新型コロナウィルス禍のテレワークにおいては「Zoom疲れ(Zoom Fatigue)」と呼ばれるオンラインミーティングの弊害が世界的に問題視されている。そのなかで、人間のコミュニケーションは93%が聴覚・視覚による非言語的コミュニケーションに依存しており、オンラインミーティングではそのほとんどの情報が失われていると指摘されている。
同社でもテレワーク移行にともないオンラインミーティングを重ねてきたが、「誰かが話している間は口を挟みにくい」「リアクションが限定的にしかできない」などのオンライン特有の問題から、話し手も聞き手も十分な意思疎通が図れているか不安になる局面を多々経験していたという。
同社はこうした現状を踏まえ、会話のリアクションに「スタンプ」を使うことで感情や意思などの非言語的な情報を補完できる同ソリューションの開発に至った。商談、会議、講義、飲み会など広くオンライン会合の場においての活用を想定している。
2020年7月3日(金)にクローズドテストを開始。動作検証とアップデートを行い、8月にNICE CAMERA製品版を販売開始する予定となっている。それにともない、ウェブサイトから事前申込の受付を開始した。